3月23日に放送された『ナカイの窓』（日本テレビ系）で号泣した、Kis-My-Ft2千賀健永。同番組のハワイロケで、共演者と酒を酌み交わし、バラエティでの役割や、SMAP中居正広への思いを明かしているうちに涙があふれ、ファンの間でも話題になっていた。その裏側について、5月4日深夜放送のラジオ番組『キスマイRadio』（文化放送）で千賀本人がコメントした。



　その日、千賀と一緒にパーソナリティーを務めた二階堂高嗣が「泣いたね」と話を振ると、千賀がその時の心境を話し出した。本番中に涙を見せてしまったのは、バラエティの難しさを痛感したのと、心のうちを吐露したことにより、感極まってしまったから。千賀は「中居（正広）さん好きじゃん？　でも普段は直接言えない。だから直接言った時に、涙が出ちゃったわけ」と話す。さながら、告白した中学生女子のようである。

　そんな乙女な一面を見せた千賀だったが、「あとちょっとウザかった……」と話を続ける。二階堂に誰がウザかったのかを聞かれると、「みんな。（ハリセンボンの近藤）春菜さん、陣内（智則）さん、（アンジャッシュ）児嶋（一哉）さん、中居さんとか…」とポツリと答えた。どうやら、芸人の共演者たちにいじられたことが千賀は嫌だった様子。しかし、二階堂が「みんなキャラを作ってくれてたのかもよ？」とフォローすると、「そうなの。イジられてる時はムカついてたけど、そういうキャラを定着させてくれようとしてるんだってわかって、最終的には感謝した」と共演者たちのプロフェッショナルな部分に尊敬の念を表していた。

　そして話は、ハリセンボン・近藤のプロ根性の話題に。というのも、女性芸人であるにもかかわらず、近藤は番組内で尻を出していたのだ。その話の流れに乗って、千賀が「オレらはアイドルだから、ケツ出してもカットされる。『an・an』（マガジンハウス）でケツ出してんのに、なんでバラエティ で出しちゃいけないの？」と、真っ当な疑問を呈していた。すると二階堂がまた素晴らしい返しをしたのだ。「それは自分で（道を）作っていくしかないんだよ。ダメって言われてもやり続けるの」。

　いつも調子よく適当なことを言っているイメージの千賀と二階堂。しかし彼らも、アイドルとしてのバラエティでの立ち位置を考えているのだ。デビュー以降着実にファンを増やしているKis-My-Ft2だが、その裏にあるメンバーの試行錯誤が垣間見えた瞬間であった。