KAT-TUN中丸雄一が主演を務めるドラマ『マッサージ探偵ジョー』（テレビ東京系）の第6話が、5月13日深夜に放送された。この回の平均視聴率は1.1％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）と前回よりも0.5％ダウン。第5話が実験的な撮影スタイル＆苦手な人が多いホラー要素が強かったことも関係しているのか、番組スタート以来の最低視聴率を記録してしまった。



　中丸が演じる出張マッサージ師・ジョーこと矢吹原丈は人見知りで対人関係のスキルは壊滅的だが天才的なマッサージ技術を持っており、派遣先で発生した殺人事件をその腕と鋭い観察眼で解決していくという同作。前回第5話で疲れ気味のジョーを療養させるべく、ジョーら「ほぐす堂」スタッフとなぜかついてきた警視庁のマネー刑事（小澤征悦）＆タイガー刑事（和田正人）は、古びた温泉旅館に宿泊。第6話では引き続き、この旅館で事件に巻き込まれることに。

　なぜか、それぞれかぶりモノ姿で爆睡していたジョーたちが目を覚ますと、隣には見知らぬ男の刺殺体が！　駆けつけた竜（石井正則）ら地元刑事に問い詰められるが、一行はジョーの誕生祝いでハメを外して泥酔していたため、全員記憶がない状態。さらに監視カメラに残った映像は何者かの手によりほとんど消されていた。「窓には鍵がかかっていて密室。犯人はこの中にいる！」と追及を始める竜たちを、ジョーはツボを押して気絶させてしまう。彼らが目を覚ますまでの約30分で真相を探らなければならない一行は、旅館スタッフが撮った動画などを頼りに昨晩の記憶をたどり始めるが……。

　毎回微妙に異なる仕掛けが盛り込まれている同作だが、今回は大人計画の人気女優で女将役の猫背椿らの大仰な演技や、刺殺されたジャーナリスト役の渡辺隆二郎も「中丸さんにV6の坂本昌行とは親戚だよ！と言ったら芝居中にアドリブ言ってました」とブログで証言するなど、随所に舞台のような遊び心が光る回になっていた。