7月1日より公開の映画『忍びの国』で主演を務める嵐・大野智が、6月23日放送の『あさイチ』（NHK総合）にゲストとして登場した。同番組は大野の先輩であるV6井ノ原快彦が司会を務めており、2人の絶妙な掛け合いが、ファンの間で話題となっている。



　同番組では、毎週金曜日にゲストを招いてトークを繰り広げる「プレミアムトーク」というコーナーが設けられており、大野はこれに登場。いつもは台本を見ながらトークを回す井ノ原だが、この日は「ふわっと行こうよ～」と大野に提案し、有働由美子アナウンサーに進行を丸投げ。ジャニーズJr.時代の思い出話では、大野が「体全体に“ハミガキ粉”を塗られた」「後輩のズボンをズリ下げてた」など井ノ原のイタズラを次々にぶっちゃけ、有働アナが戸惑う場面もあった。

　そんな話から、自然と嵐メンバーの話題に。大野が嵐のデビュー前に事務所を「辞めようと思ってた」という話は、もはやファンの間では有名だが、2009年～10年に行われた嵐のデビュー10周年コンサート『ARASHI Anniversary Tour 5×10』を経て、「恵まれすぎてるっていうか、夢の中にいる状況だったんですよ。そんなこと（事務所を辞める）考えてられないし、このままいかなきゃいけない」と感じたとか。そんな思いがあったからか、このコンサートでは大野が涙を浮かべる場面も。『あさイチ』の中ではその時の様子が紹介され、大野はテレ笑いを浮かべていた。

　そんな勢いのまま、今では“国民的アイドル”となった嵐だが、「未だに地に足着いてない感じしてます」と大野。これには井ノ原も「番組もいっぱいやってるし、CDも出すし、ライブもいっぱいやるじゃないですか。それで『地に足着いてない』って、なかなかみんな思わないですけど」と、大野の発言を不思議に思ったよう。これに対し大野は、「なんか実感がないっていうか……」「『（自分の）なにがいいんだろう？』とか、失礼な話ですけど。そういう気持ちはやっぱありますね」と、今も“夢の中”にいるような感覚だと語っていた。