情熱的でちょっと抜けてるキャラを、風間俊介が好演! ドラマ『陸王』第9話レビュー

2017.12.20

ツッコミもかざポンへの愛情!



 風間俊介が出演するドラマ『陸王』(TBS系)の第9話が12月17日に放送され、平均視聴率は前回より1.8ポイントダウンの15.7%(ビデオリサーチ調べ、関東平均)だったことがわかった。



 本作は埼玉県行田市で100年以上続く老舗の足袋メーカー「こはぜ屋」を舞台に、会社存続をかけてランニングシューズ「陸王」の開発に心血を注ぐ人々を描く企業ドラマ。風間演じる元銀行員・坂本は、かつてこはぜ屋の融資担当を務めていたが、今は投資会社に転職。陸王製造のためにこはぜ屋が巨額の設備投資を必要としていることを知り、世界的アウトドア用品メーカー「フェリックス」の社長・御園丈治(松岡修造)をこはぜ屋社長・宮沢紘一(役所広司)に紹介する。

 御園が信頼に足る人物だと確信した宮沢は、悩みに悩んだ末に買収に応じる決意を固めるが、ソール素材「シルクレイ」の特許権を持つ飯山晴之(寺尾聰)は、「もっと悪あがきしてみてもいいんじゃねえのか」と宮沢に秘策を授ける。翌日、御園との面会に臨んだ宮沢は一転して買収を拒否し、業務提携を提案する。御園は怒って席を立とうとするが、宮沢は「後悔されるのはあなたのほうだ!」と啖呵を切った。

 第9話で坂本が登場したのは、買収を受け入れることを決断した宮沢の電話を受けた場面と、宮沢と御園が対決した場面の2シーン。宮沢から「会社を売る話、正式にお願いしたい」との電話を受けた坂本は、心の底からうれしそうな表情を浮かべて「これでまた陸王が作れますね」と自分のことのように喜んだ。坂本は少々詰めが甘く、いい人過ぎて全体が見えていないという欠点はあるが、宮沢の決断を無邪気に喜ぶ姿は憎めないポイントだろう。

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