ぼそぼそとした口調で、リスナーにも迎合しませんが、話している中身は、仕事に対する意気込みや姿勢などかなり本質的なものが多いのが『SMAP･中居正広のサムガールスマップ』（ニッポン放送）。

23日放送分では、「福島お忍び炊き出し」に対するリスナーからの質問が多かったようですが、自ら「天の邪鬼」という中居はファンはノーコメント。

そのかわりに、当初の予定を遅らせて開幕したプロ野球について語りました。

中居は、プロ野球開幕は通常通り開催した方がいいと思ったといいます。選手たちはそれが仕事であり、もともと国民100人が100人ともプロ野球ファンというわけではないのだから、賛成派が1人でもいたら開催すればいいと述べました。そして、全てを東北で無料で開催すべし、被災者の方々が不快ならやめればいいが、実態はそうではないとも述べています。

「これ、俺が野球が好きだからかなあと思うんですけど、違うスポーツでも僕はやった方がいいと思う。どんどん。見たいじゃん。僕、サッカーはよくわかんないですけど、絶対みたいもんね。やってる人たちは仕事ですし、節電すんのは俺たちだし。たとえば東京ドームでやるとしたら、東京都の何区、あそこは。文京区？　周りの人が節電する。わかんないけど。

見てる人、1億2000万人（の全て）。100人が100人、娯楽だと思う人ばかりじゃないだろう。（でも少なくとも）これを100人に1人は娯楽だと思ってるわけですよね。それならやった方がいいんじゃないでしょうかねえ。

セパ6球団（ずつ）あんでしょ。みんな東北でやればいいと思うんだよね。みんな、タダで見りゃ、いいじゃねえかって。それでみんな楽しんじゃったらね、見たくない人は来ないわけでしょ。見たい人が来るわけでしょ。見たい人がテレビつけるわけでしょ。電気だけですよね。それ以外は率先してやった方がいいんじゃないかなあって（思った）。

被災地に電話したんですよ。そしたら、テレビなんかも普通にやって欲しいと。バラエティでも、震災意識するようなことではなくていつものような面白いことやってほしいって。俺はやった方がよかったんじゃないかなあって。やってて、被災されている人が不快に思うんだったらやめた方がいいけど、全員が全員、不快まで行くと、興味ないでしょ、みないわけで。それはもう、今後も状況変わらず、ずっとそうだもんね。節電だけなのかな、ひっかかってたのは。そこだけじゃないんでしょ。秩序の問題？　状況が整ってるんだったら、僕はやった方がいいんじゃないのかなあって」

膨大な電力消費とともに、特定球団の強引な主張が国民感情に反したために開幕が遅れたわけですが、みなさんはこの問題、どう考えましたか。

『Jマニア119』の特集記事では、中居正広のパーソナリティとしての魅力を解説しています。