いつの間にか13年間のご長寿番組になっていた、SMAP・草なぎ剛とユースケ・サンタマリアの『「ぷっ」すま』（テレビ朝日系）が、9月27日放送分をもって火曜日の枠から姿を消しました。27日の生放送『祝！　お引っ越し生放送』では、ゲスト出演の多かった坂下千里子や勝俣州和、矢口真里や木下優樹菜らが集結。ちなみに、52回と一番出演の多かった江頭2：50は、『24時間テレビ』（日本テレビ系）の24時間マラソンの如く、番組中、街を走って参加していました。

番組ではこれまでの懐かしの映像が流れました。草なぎが2004年当時に出演していたキンチョールのCMで披露していたダンスを赤坂の街で再現したり、吉本新喜劇に出演したり、タガメを食べたりするシーンなど、ファン必見の場面が多数。中でも今となっては貴重なのが、99年に木村拓哉が同番組出演した際、ゲームに負けた木村の顔面に向かって草なぎがパイをたたき付けたシーン。当時、憧れの存在ともいえる木村の顔を汚したことで興奮気味の草なぎでした。

番組中、板東英二が時速100キロのピッチングに挑戦、3回投げていました。よく見るとキャッチャーの背に「中居正広の怪しい噂の集まる図書館」と書いてあります。なんと、キャッチャーは中居正広!!　同番組の後釜の番組の番宣での出演です。活躍した時間は少なかったものの、顔にホクロや鼻水の落書きをしての中居らしいとぼけた登場でした。

また、草なぎは「ベストパートナー」に選んだ高橋克典に対し、手紙を朗読。「かつ兄のファッションが好き」と前置きした上で、高橋にもらったオリジナルのジーンズをビンテージではないという理由で友人にあげてしまったことを謝罪していました。

決して口が達者という訳ではない草なぎの個性をユースケやゲストがうまく引き出してきた13年。同番組では草なぎもいつもに増してのびのびしているように見えました。新しい放送枠は毎週金曜日午前0時50分。放送日時が「お引っ越し」しても、番組の良さは変わらないでいてほしいですね。