Kis-My-Ft2の3人が中居正広のタレント頭に最敬礼!

2011.11.27

中居正広と、Kis-My-Ft2(北山宏光、藤ヶ谷太輔、玉森裕太)の4ショット座談会が掲載された、『テレビ・ステーション25号』がファンの間で話題になっています。

その面子といえば、『中居正広の怪しい噂の集まる図書館』(テレビ朝日)のMCとレギュラーの関係です。

ジャニーズ事務所のデビュー組トップランナーと、今年デビューした彼らが、番組の台本にとらわれないところで何を語るか。もちろん雑誌の座談会ですから無難に編集はされていますが、より自由な話題でどんな会話が交わされるのか、ファンなら気になるのは当然です。
中居 キスマイは歌って踊れる人たちなんだから、カッコいいことだけしてればいいんだよ。俺の場合は、歌も踊りもできなかったから、こんな感じでやってるの(笑)

藤ヶ谷 スタジオトークでは、中居さんの裾野の広さがすごいなと感じています。途中からテレビをつけた人でもすぐに入っていけるような話の回し方だったり組み合わせ方とか。

北山 毎回、スタジオは勉強に来てる感じがする。中居さんのトークの回しは、展開がめちゃくちゃ速いんですよ。

玉森 今の僕らは先輩の背中を見て吸収させてもらう時期だと思っているので、いっぱい盗んで、いつかは冠番組を持てるようになりたいです。なるほど、いいところ見てるなあと思いませんか。

中居正広のしゃべりといえば、ボソボソ口調、視聴者やリスナー、ファンにおもねない、落ちや素人いじりやツンデレなどを使った「素直じゃない」表現など個性的ながら高度に練られた構成であることはファンなら皆ご存知と思いますが、いずれにしても番組の趣旨に合わせた「回し方」をしています。

たとえば、展開の速さが持ち味の『怪しい噂……』や、短時間で多くのゲストを見せていく『カミスン』では、どちらかというと淡白に見える進行です。テレビの場合にはMCですから、自分の心の居住まいを押し出すのではなく、あくまでもゲストや出し物を引き立てる役目です。

一方、自分の考え方やたたずまいをゆっくりファンに聴かせていく『中居正広のSome girl' SMAP』(ニッポン放送)では、卑近な話題を繰り返して引っ張ります。ひとつの話題について2回は繰り返して話しますが、最初が記事でいうところのリードになっていて、2度目は少し表現を変えます。独白調で自分の考えや気分をリスナーに訴えているのです。

それにしても、「俺の場合は、歌も踊りもできなかったから、こんな感じでやってる」という中居の話は興味深い。

20年前にSMAPが結成されたときから、背を小さく見せようとしたり、歌い方もクレージーキャッツの植木等を意識しているのではないかと思わせるような振る舞いであったりと、「カッコいい」方向ではありませんでした。「できない」というより、最初から勝負せずに森且行とは違う自分の居場所を見つけようとしていたように見えます。

学校時代はかなりやんちゃだったようですが、中居のタレント頭は、かなり賢いことがわかります。Kis-My-Ft2の3人は、そんな中居の「背中」から何を「盗」めるか、これからの活躍を見守りましょう。

『Jマニア125』の特集記事には、中居正広の「トーク回し」研究が出ています。

Kis-My-Ft2 中居正広 北山宏光 玉森裕太 藤ヶ谷太輔 関連記事

[recommend tag↓] [recommend tag↑]