3月12日放送の『SMAP×SMAP』（フジテレビ系）。ビストロSMAPのゲストは、中井貴一と小泉今日子です。

料理が出来るまでのテーブルトークで、中井から「今、いくつだっけ？」と聞かれた中居正広。「今年40です」と答えると、「オレは50なわけよ。40のときと50のときって価値観が全然変わってきて、例えば大先輩がお歳を召されてNG出しても、ものすごく温かくいられるわけ。いずれオレもなるっていうのが手に取るように分かるんだよ。だからあと10年経ったら、ものすごく人に優しくできるんだよ」と諭します。

それを聞いた中居は「え！　あと10年で僕おじいちゃんの気持ちが分かるってこと??　えーマジで!?」と大困惑。小泉が「私はちょっと分かりかけてますよ。ふたりの間にいますから。46歳なんで」と割って入ると中居は、「キョンキョン46!?」と仰天し、「でも年齢なんて関係ないような気がしちゃうな」と返します。「自分、小学生のころと変わんないでしょ？」と中井が突っ込むと、「変わんねぇんすよ！」と唇をとがらせ、まるで少年に戻ったかのような口調で答える中居。「オレらもそうなのよ」という中井の言葉には小泉も頷き、「ずーっとそのままだよ、70になっても」と予測。「マジ？　でもそれは嫌だな～」と中居が嘆いていると、「きっと野球のことばっかり考えてると思うよ」と胸中を見透かされ、何も言えなくなっていました。

番組後半、メンバーが“ちょっとだけ会いたい人”をゲストに招くコーナーへ。今週は香取慎吾のリクエストで、“人の心を自由に操る男”として知られるメンタリストDaiGoが登場しました。驚くべきことにこのコーナーでDaiGoは、メンバーに背を向け、さらに香取にまぶたを押さえられた状態で、中居が自由に画用紙に書いた5つの食べ物から、“いま一番食べたいもの”を読み取るというのです。木村拓哉が「慎吾どうなの？　目を押さえてる感触は」と探りを入れると、「なんか分かんないけど、ちっちゃい声で答えを教えてあげたい衝動に駆られる」。予想外の回答にメンバーは大爆笑でしたが、この八方塞がりな状況下のDaiGoを思えば、香取がそう言うのも無理ありません。

しかしそんな心配をよそに、DaiGoは中居の目を少し見つめただけで、いま一番食べたいもの「カツカレー」を堂々と当ててみせたのです。木村は「うわっスゲー！」と声を上げ、中居は口をあんぐり開けたまま。他のメンバーも面白いほど目を真ん丸くして顔を見合わせています。心を読んだDaiGoが中居に抱いた印象は、「意外と素直なタイプ」だそうで、それを聞いたメンバーは再び「スゲー！」と驚嘆していました。

続いて、草なぎ剛が画用紙の時計に時刻を書き込みます。こちらも「4時55分」と、何も見ずに見事言い当て、さらに驚くメンバーたち。中居は「何かやってるんじゃないの？」と、DaiGoの目を押さえていた香取を疑い始めます。そこで目を押さえる役は稲垣吾郎にバトンタッチ。次は木村が机上の4種類の物の中からひとつを選び、それをDaiGoが言い当てることになりました。が、DaiGoはその難題も瞬殺。メンバーは、「はぁぁスゲー！」と何度も言い、「これは読み取っているのではなくて選ばせているので、最初から答えは決まってるんです」というDaiGoのセリフに、木村は悔しそうな表情を浮かべてまた「うーわぁぁぁ！　スゲー！」と声を張り上げていました。

いまや超国民的アイドルのSMAP。もはや怖いものなしの印象ですが、DaiGoのパフォーマンスに全員で身を乗り出し、少年のように目をキラキラと輝かせたり丸くしたりするのを見ていると、中居が「（小学生の頃と）何も変わんねぇんすよ！」と言ったのも分かる気がします。どれほどビッグになっても、子どもの頃の純真さを心のどこかに留めておいてほしいものですね。