10月6日放送の『土曜スタジオパーク』（NHK）に風間俊介が登場しました。風間は現在、朝の連続テレビ小説『純と愛』（同）で風変わりな少年・愛（いとし）を熱演中。冒頭、風間のプロフィールを紹介する場面で「東京生まれの29歳！　見えない！」とアナウンサーの小田切千に指摘されると、「ずいぶん童顔なんですけど、29です！」と風間。本当に、幼い頃からまったく顔が変わらないですよね。

ドラマの放送は始まったばかりですが、撮影はすでに5カ月が経過。共演中の夏菜は風間について、「なんでもかんでも言いたい放題言ってるような仲の良さ」と話し、風間も「2人のシーンを撮る時は一日中ずーっと2人のシーンを撮ったりするので、ある種、家族のように時間を過ごしてる」と言い表していました。『純と愛』というタイトルですから、純役の夏菜との仲が悪かったら困りますけどね。
続いて共演者からのメッセージが届きます。純の母親役の森下愛子は風間の印象を尋ねられると、「愛くん優しいですよ～。イスを持って来てくれたりねぇ」と紳士的な風間に一目置いている様子。一方、純の父親役の武田鉄矢は、「守備のかた～い俳優。だからやりやすいよね。安定感バツグン！」と演技力をベタ褒めしていました。が、このコメントについて風間は「武田さん、わざと憎まれ口叩く人なんで、あらためて褒めていただけるとどうしていいのか……」と大照れ。胸に手を当てるほどドキドキしたみたいです。またドラマの舞台の1つである宮古島の感想を聞かれると、風間は「ホントに海がきれいで。これからも宮古島に撮影に行くんですけど、仕事うんぬんじゃなくて、あそこにもう一度行けることが幸せ！　仕事で行っても心が癒やされる」とすっかり虜になってしまったようでした。

ここで風間の出演経緯について話が及ぶと、風間はジャニーズにあるまじき、衝撃の事実を明らかにします。なんと『純と愛』の脚本家・遊川和彦氏は、出演が決まった風間に対し「滅多にいない男前がヒロインを支える、というドラマはもういいんだ。世の中にあふれていそうな、どこにでもいそうなお兄ちゃんが懸命に（ヒロインを）支えれば、“この人だったらいるんじゃねぇかな？”っていう共感を呼ぶ。だから風間くんなんだ！」とハッキリと言い放ったのだとか。風間は「僕あのー、男前がたくさんいる事務所には所属してるんですけれども」と茶化して笑いを取りますが、確かに「ジャニーズいちのイケメン！」とは言えなくとも、それでもやっぱりかわいい顔してますよね？

風間は遊川氏にこう言われるまで「イケメン枠を求められてたらどうしよう」と不安に思っていたそうですが、いざキャストがそろってみると、速水もこみちに城田優、さらに舘ひろしと、脇を固めるのはイケメンばかり。よって風間は「僕はイケメン枠じゃなくて、やりたいようにやらせてもらおう」と考えているそうです。けれども風間、司会の小田切と大沢あかねに「いや、イケメンですって！」と言われると、やっぱりジャニーズの血が騒ぐのか「いやいやそう言っていただけて、ちょっとうれしいですけども」と喜んでいました。

風間演ずる愛の特技は、英語に笛、手話、バイオリン、マッサージ、ボクシングとさまざま。番組中、ボクシングを無茶振りされると「みなさん笑うと思うんですけど、スジがいいって言われたんですよ」と言いながら真剣にジャブをやってみせました。現在6人もの先生からそれぞれ指導を受けているという風間は、「最初にレッスンを始めると、“ものすごいスジがいい！　こんな人は滅多にいない！”って褒めてくれるんですよ」。けれどもある程度のところに来るとピタッと成長が止まるそうで、そんな器用貧乏な自分を「伸びしろがない」と言ってスタジオを沸かせていました。

「人の顔を見ると、その人の本性と考えていることがわかってしまう」という愛の特殊能力にちなみ、視聴者から「自分が何か能力を持てるとしたら？」と聞かれて、「詳しくは言えないんですけれども、透視能力がほしいですね」とまるで小学生のような回答をした風間。トークもどこか自嘲気味で、アラサーとはいえあどけなさの残る風間でしたが、これからドラマでどんな純愛ストーリーを見せてくれるのか、とても楽しみです。