11月13日の『火曜曲！』（TBS系）は2時間の生放送。ゲストとしてKis-My-Ft2と近藤真彦が出演しました。キスマイは出番前のトークで、MCの江角マキコから、SMAP・中居正広との距離について聞かれます。するとメンバーの発言を待たずに「仲良いよな？」と迫る中居。心当たりのないキスマイは「中居さんが“仲良い”と言えば、仲良いです」。実際のところ中居は食事に誘ったこともないようで、「ご飯はね、いろいろメニューは考えるよね。“何食べに行こうか”っていうとこまでが楽しかったりするからな！」と言いくるめていました。また中居は共演の江角やAKB48のことも誘ったことがなく、いつも「あ、今日この後歯医者だ」と言って逃げているのだとか。中居が共演者を自ら誘ったという話、ほかでも聞いたことがないですもんね。


さらに藤ヶ谷太輔が中居に、メンバーの名前を覚えたか尋ねると「えーオレ全然キスマイに名前の魅力とか感じないから、オレは“名前”っていうザックリしたことにはこだわらない」と上手いこと言い訳して逃げようとします。結局その後、キスマイの中でも露出の少ないバック4人の名前を答えることになったのですが、宮田俊哉のことはなぜか「北千住」。千賀健永のことは「宮崎くん」、また横尾渉のことは「横浜」と答え、二階堂高嗣のことは「きっちょむ（吉四六）！」。「きっちょむ」とは二階堂酒造の麦焼酎の銘柄。焼酎大好きな中居、これだけは覚えられたのかと思いきや「正式な名前がわからない。何？　二階堂？　おっしーなぁ！」とやっぱり覚えていないようでした。

この後キスマイは、「アイノビート－Dance ver.－」を披露。終了後画面に映った中居は、その特徴的なダンスを真似て楽しそうにしていました。が、大先輩の近藤が登場する段になると、眉間にシワを寄せため息を漏らします。そしてほかのゲストが最初から着席している中、完全に特別扱いの近藤がステージ上の階段から現れ、ひな壇の最前列に座り、開口一番に「あれ？　リハーサルにいないねぇ。ここにもうちょっと顔が大きい人がいたよ」と中居がリハに参加していなかったことを暴露。「忙しいんだ？」と近藤に言われると、「忙しくないです。ホント申し訳ないです」と中居。江角から大先輩登場の感想を聞かれると「もう帰りたいです」と話します。「もうヤバイでしょー。こんなこと言うのアレですけど、緊張すんのがめんどくさいんですよ！」。この年齢になって、しかも自分の番組で先輩に気を使うのは、確かに至極めんどくさいでしょうね。

江角が近藤に、中居はどんな後輩か尋ねると、「素敵な後輩」と漠然と答えます。けれども中居がキッパリとプライベートでの付き合いはないことを明かすと、近藤は中居の目をジッと見て再び「頼れる後輩ですね」。中居は「ありがとうございます」と言いながらも近藤の眼力に怖気づき、「もう何ですか、人殺すような目してるんですもん！」と発言。近藤は笑いながらも「してないだろ！」と慌てます。またひな壇の後ろに座っていたキスマイは近藤との関係を聞かれて慌ててマイクを取り、「大先輩すぎて、目を見て……」と北山宏光が話し始めます。が、それをさえぎるようにして中居が「変な話、もう神様みたいなもんだから、マジで。うちの会社のボスですから。ホントに“ちょっとコイツ気に入らないな”って会社に言ったら、明日即クビになりますよ。そんくらい力持ってる人ですから」と、キスマイを脅しつつ近藤を持ち上げまくりました。

この後、キスマイが近藤に質問することになり、藤ヶ谷が「事務所からいろいろ聞いたんですけど……」と話し始めると、「事務所からいろいろ聞いたって、お前の意見じゃないのか？」と近藤。中居はそれに便乗して「お前の意見じゃないのかよ!!」と近藤の背後に隠れて悪い顔。藤ヶ谷はウワサの真相を確かめたかったそうで、「ビリヤードにハマッてたとき時はホテルの部屋にビリヤード台を置かせたりだとか、レースのゲームにハマッてた時はレースのコースを作らせたとかっていうお話を聞きまして」。すると近藤は、「あぁ、ツアー中ね？　僕ら古い世代なんで、『ゼビウス』（編註：シューティングゲーム）とか知らない？　テーブル型のやつを楽屋にいつも置いて。若くて少しだけワガママだったんで、“それがなきゃ行かない！”みたいな」。中居もコメントしていましたが、近藤のコンサートは近藤が行かなきゃ成り立たないもの。だったらスタッフも用意せざるを得ないわけですが、そうだとしてもヤンチャすぎ。近藤は「もちろん真似しちゃいけませんよ？」とキスマイには釘を刺していましたが、中居はすでに実践済みだそう。「“オレの好きなトンカツがないとライブやらない！”って言ったら、トンカツ来なかったですからね」と話して会場を沸かせました。

近藤は11月21日に50枚目のシングル「Let’s Go！」をリリース予定。「僕はこのTBSのスタジオで育ってきましたから。その時の思い出のある曲から選んでみました」と、新曲を含め、「ハイティーン・ブギ」「愚か者」「ギンギラギンにさりげなく」「Baby Rose」を披露。今をときめくAKB48が9分足らずのステージングだったにもかかわらず、近藤のメドレーは15分以上にも及びました。中居もキスマイもAKB48も、袖で立ち上がってノリノリをアピール。近藤は途中ジャケットをはだけてみせたりと、往年のアイドルっぽさ全開。「Baby Rose」では中居が呼ばれて2人で熱唱するなど、この日番組には「秋の音楽祭」というサブタイトルがついていましたが、実際のところは、TBSによる近藤のための祭典だったと言えそうです。