1月26日深夜に放送された『キスマイBUSAIKU!?』（フジテレビ系）第3弾。ゲストにアンジャッシュ渡部建を迎え、「キスマイBUSAIKUランキング」を発表しました。

このランキングは、メンバー7人が自身の「かっこいい瞬間」を撮影し、その映像を20～30代の一般女性100人がランク付け。セリフなどの演出はすべて自己プロデュースなので、メンバーそれぞれの恋愛観やクセなどが露呈してしまう、ちょっと恥ずかしい企画です。この日の最初のテーマは「観覧車でのかっこいいキスの仕方」。付き合って間もない2人の遊園地デートという設定で、メンバー本人たちが、それぞれの理想のシチュエーションを演じました。

さてランキングの発表は第3位からで、まずは北山宏光がランクイン。撮影された観覧車内の映像で北山は、「もうちょっと暗くなったら、夜景とか見えるんだろうね」「夜景好き？」と彼女役の女子に話しかけます。その飾らない雰囲気は、一般女性からも「話し方が優しい」と高い評価。その後しばしの沈黙のあと、北山は彼女の顔を見ながら「また来年も来たいね。オレらずっと一緒だね」と言って照れ笑いし、彼女の頭をぐっと引き寄せてキス。自然体な中に男らしさを感じる、堂々の第3位でした。

続いて第2位は、玉森裕太。観覧車内では彼女と少し距離を置き、「寒いね」「高いところ平気？」などと相手を気遣います。そして頂上付近に来ると、気合いを入れているのか、パンッパンッと自分の膝を叩く玉森。緊張している感じが何とも初々しいのですが、その後単刀直入に「キスしようか！」。そして「これからも、大事にする」「大好きだよ」と丁寧に伝えてから、彼女の背中に手を添えてキス。「慣れてない感じがヤバい」と、一般女性の心もわし掴みにしました。

そして第1位を発表する段になると、スタジオの藤ヶ谷太輔はひとり足を組んで余裕しゃくしゃく。が、実際の1位はなんと千賀健永！　実は千賀は前日に観覧車を下見。その成果を存分に発揮します。

千賀は観覧車内で、「（この観覧車は）日本で一番長い。17分あるの」と知識を披露。また「寒くない？　手かして」と手のつなぎ方もさりげなく、高所では彼女をわざと怖がらせてイチャイチャ。そしてまた自然と手をつなぎ、ここでキスかと思いきや何もせず、そろそろ終わりというところで「もう終わっちゃう……。てっぺんでは勇気がなくてできなかったけど、今ならできるから」と言って、ようやくキス。満点の雰囲気作りだったと言えそうです。

そして第4位でやっと藤ヶ谷がランクイン。本人的には不満の様子ですが、映像を見れば納得です。「寒くない？」と声をかけた藤ヶ谷は、彼女が大丈夫と答えたにもかかわらず、「着とけ」とコートを脱ぎ出したり、観覧車なのにふんぞり返って足を組んでいたりと、紳士的と見せかけた自己満足な言動を連発。キスしたのは、頂上で彼女が「好きな人と一緒にいられますように」と願い事をした時でした。しかし逆に藤ヶ谷の願い事を聞かれると「言わない」「そんなに知りたい？」と、とにかくひたすら上から目線。しかもそのもったいぶった願い事が「お前の願い事が叶いますように」という超くさいセリフで、それを明かした直後、ニヤケ顔で2度目のキス。ベタすぎる演出に、一般女性からは「こういう男は絶対信じちゃいけない」とまで言われていました。

第5位は宮田俊哉。観覧車内から老夫婦が歩くのを見て、「ああいうおじいちゃんになりたい」と老後を語り出します。頂上ではサプライズでネックレスをプレゼントし、つけてあげるという古典的演出。一般女性からは「殺される予感」などとまったく喜ばれておらず、ついに終盤。もう着いちゃうというタイミングで、「70、80のおじいちゃんおばあちゃんになってもさ、毎年ここ来ようね」とようやくキス。付き合ったばかりなのに発言が重すぎます。

そして第6位は横尾渉でした。横尾は観覧車の中から遠くに見える夢の国（東京ディズニーリゾート？）を指差し、「オレ行ったことないんだよね。赤ちゃんの時しかないの。だから行ってないって体（てい）にしてるの。アハハハハ！」とちっとも面白くないのに自分で笑い出します。その後は頂上を過ぎたところでわざとらしく大声を上げ、「てっぺんでキスすれば末永く幸せにいられる」と今さら発言。が、すぐに「でもウチらは、自分たちの力でずっと一緒にいれるもんね。うん」とひとり開き直ってキス。「喋り方がアホっぽい」などと酷評されていました。

残る最下位は二階堂高嗣。観覧車に乗って早々に「オレ高いところマジでダメなんだよね」と挙動不審。その後、「アーッ！　アカンわこれマジで」とナゾの関西弁を放ち硬直状態に。「それなら乗るなよ」と言いたいくらい雰囲気も台無しです。また頂上にさしかかると、いきなり「目つぶって」と言い出し、何かを取り出します。それがまさかのデジカメで、キスしているところを勝手に激写！　盗撮です。そして「ほら。景色だけじゃなくて、これから始まる2人の愛が写ってるでしょ？」と決めゼリフ。一般女性からも「超絶のキモさ」とドン引きされてしまいました。

番組後半では「かっこいいBARでの振る舞い方」もランク付けされましたが、1位から藤ヶ谷、千賀、玉森、北山、横尾、宮田、そして最下位はやっぱり二階堂。上位の面々は知ったかぶりせず素直にお礼を言うなど、謙虚な姿勢が評価されました。一方酒を残した北山や、喉を鳴らしながら飲んだ横尾、頑張りすぎ＆マナーが悪かった宮田、そしてカウンターでパソコンを始め、専門用語を乱用し、友人にまさかのボトルキープをした二階堂は、「キャバクラへどうぞ」と言われる始末。背伸びしても、何ひとつ良いことありませんでした。

さて次回の放送は2月23日（土）、キスマイが女性ゲストに本気でバースデープレゼントを選ぶのだそう。キスマイが世界に恥をさらすつもりで挑むこのバラエティ。早くレギュラー化してほしいですね。