＜ジャニタレドラマ・ネットの声＞

■『BAD BOYS J』（日本テレビ系、毎週土曜24時50分～）初回視聴率2.5％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）

Sexy Zone中島健人が連続ドラマ初主演を務める『BAD BOYS J』が4月6日にスタート。ドラマにはKis-My-Ft2二階堂高嗣、A.B.C-Z橋本良亮、ジャニーズJr.岩本照、深澤辰哉、渡辺翔太（以上Snow Man）、森田美勇人、諸星翔希、安井謙太郎、萩谷慧悟、七五三掛龍也らも出演。


舞台は2013年の広島。不良グループ“極楽蝶”はリーダー・俊（山根和馬）の身勝手な行動で崩壊寸前。ナンバー2の陽二（岩本）は頭を悩ませます。そんな時、不良とは縁遠いごくフツーの高校生・司（中島）は、たまたま見かけた久美（乃木坂46・橋本奈々未）にひと目惚れ。が、久美に渡すはずの指輪をカツアゲされ、偶然通りかかった陽二に助けられたところから物語は急展開。ある日、久美が俊の手下に連れ去られるところを目撃した司は、止める陽二の手を振り払い“極楽蝶”のアジトへ。案の定ボコボコにされるのですが、俊が久美を平手打ちした瞬間、目の色が変わります。司は次々と手下を殴り飛ばし無敵の強さを見せつけ、ついにトップの俊をも倒します。これで久美のハートも射止めたかと思いきや、なんと久美は俊の妹だったという卑劣なオチ。

この一件がキッカケで俊はリーダーを辞めるのですが、「前のトップを倒した者が次のトップになる」というルールのもと、なんと司が次のリーダーに。“極楽蝶”のトップが変わったことは最強の男・秀典（二階堂）率いる“ビイスト”にも伝わります。また“廣島ナイツ”の女好きリーダー・ヒロ（橋本）は、お気に入りのレディース・美香（乃木坂46・松村沙友里）と“極楽蝶”のエイジ（深澤）の密会を目撃。1話はこれから起きるであろう3グループの抗争を予感させて終わります。

このドラマは総発行部数5,000万部を超える田中宏原作のコミック『BAD BOYS』（少年画報社）が原作。しかし暴走族マンガが原作なのにバイクも特攻服も出てこないことから、インターネット掲示板では「原作レイプって次元じゃない」「原作をカスってもいない」とまったくの別物との指摘が相次いでいるよう。主演の中島は3月30日付の「日刊スポーツ」にて、嵐・松本潤やKAT-TUN・亀梨和也が出演したドラマ『ごくせん』（日本テレビ系）に憧れ、「ヤンキー役はなんでもいいからやりたかった」ことを明かします。「少女漫画しか読んでなさそうって言われますが、たくさんヤンキー漫画を見ていたんですよ。今回は見てきたもの、感じてきたものをぶちこんだ集大成です」と語るなどやる気満々。ワイルドな役柄のため得意のポエム作りも封印し、シャドーボクシングや筋トレなどで体作り。「アクションシーンはハンパないですよ」と出来にも満足しているようですが、掲示板では「ジャニなんだからもっとアクロバットとかしてくれたらいいのに」と不満げな声も。ここはアクロバットが得意なA.B.C-Z橋本に期待でしょうか。

一方SNSでファンが盛り上がっていたのは、抗争シーンのかっこいい中島よりも、不良にビクビク怯えたり指輪の箱を抱えて上目使いをする、子犬感あふれる中島の表情。これに対しジャニーズファンではない視聴者からは「ストーリーを追うドラマじゃなさそう。ひたすら彼らを愛でるドラマか……」という嘆きも聞こえました。また、同じくジャニーズとAKB48らを起用し、同枠で放送されヒットした『私立バカレア高校』（日本テレビ系）を用い、「バカレアはおもしろかった」「バカレアメンツがどれだけ演技うまかったかが理解できた」と比べる人も。『私立バカレア高校』の初回視聴率は3.3％。出だしの視聴率は劣っていますが、今後追い上げることができるのでしょうか。次週以降、二階堂と橋本の活躍にも期待したいですね。