4月27日放送の『チューボーですよ！』（TBS系）にV6の岡田准一が出演しました。「岡田です」と名乗りながら登場すると、MCの堺正章がすかさず「ますだおかだの？」とボケ。するといつもはクールなはずの岡田が「閉店ガラガラ。ワオ！……違いますよ、やらせないでくださいよ」と奇跡のノリツッコミ。この後も、話を聞かないMC2人に「ちょっとー！」と地団駄を踏んでみたり、岡田らしからぬハイテンションで幕を開けました。

この日作ったのはタイの国民食・ガパオライス。実は料理好きだという岡田は家でパエリアを作ることもあるそうです。すると料理の話から「メンバーの長野（博）くんってすごいことになってるね」と堺。年間600軒以上の店を回るという美食家・長野ですが、岡田は「本当はもっと行ってるらしいんですけど。気持ち悪く思われるとアレなんで減らしてる」と暴露。600軒でも十分気持ち悪いような……？



また「V6以外のグルメなジャニーズ」を聞かれた岡田は、「V6以外」という条件をちゃっかり無視して「（料理を）作るのがうまいのは坂本（昌行）くん」と話します。岡田によると「長野くんと坂本くんって、付き合いが長くて……怪しいんですよね」とただならぬ関係を示唆。長野は坂本から「なぁ！」と同意を求められると素直に「うん……」と頷くそうで、岡田いわく「ときめき」を隠しきれていないのだとか。その様子はまるで夫婦のようで、「坂本くんが男で、長野くんが奥さん」役。2人はそれほど仲がいいようです。

続いて、タイ料理に欠かせない唐辛子やニンニクの下準備をしながら、岡田の格闘技談義に。ジークンドーやカリなどのインストラクター資格を持つ岡田はこれまでもさまざまな番組でその技を披露してきましたが、大御所の堺に対しても容赦なし！　堺から「力加減とかないの？」と言われながらも、首を羽交い締めにしたり頭をおさえ込んだりと、余裕の笑顔でやりたい放題。一応「大先輩に（こんなことして）ごめんなさい」と謝ると、「いいよ～。思い出だよ、こういうのは」と堺。堺は髪も乱れてヨレヨレでしたが、意外にも技をかけられて喜んでいました。

ところで、岡田の出身地といえば大阪。しかし「14までしかいなかったんで、（関西弁は）タメ口しかきけないんですよ」と明かします。すると先程まで技をキメられまくっていた堺は「いいよもう、タメ口以上のことされてるんだから」と無礼講を許可。開き直った岡田は「ピーマンの大きさほんまバラバラやから」「適当はアカンやろ」「ちゃんとやってぇや！」とレアな関西弁で堺にダメ出し。大御所にヘッドロックをキメるわダメ出しするわ、この日の岡田はなかなか大胆でした。

また「同時期にジャニーズ事務所に入った人」を尋ねられると、嵐の大野智やタッキー＆翼を挙げます。彼らよりも早くにデビューした岡田ですが、「デビュー前までは大野と一緒にナタ・デ・ココ食べたりとか。はやってたんですよね。毎日のように『ナタ・デ・ココ食いに行こうぜ！』つって（笑）」とほほえましいエピソードを語ります。

その後「歴史が好きすぎて、地名を聞くだけで興奮する」という岡田の真相を確かめるべく、アシスタントの枡田絵理奈アナが「好きな地名」を尋ねると、「関ヶ原」と回答。いかにもな地名ですが、例えば車に乗っている時に「関ヶ原」を通過すると「『ここ関ヶ原だ！』みたいな。『関ヶ原ジャンクション！』みたいな」と、言葉を唱えるだけで大興奮。とにもかくにも、戦国時代を連想させる地名が付いているだけでうれしいようです。

さて料理も終盤。具材を炒めていきます。ここで唐辛子を入れた堺に「ちょっと入れすぎじゃないですか？」と指摘した岡田。完成したガパオライスを見て「美味しそう！」と期待に胸をふくらませたのも束の間、ひと口食すと「ん～……ん～……」と鼻息荒く、うなり声。最後には「お～！　あ～～！　あ～～～!!」と雄叫びし、乾杯してもいないのに生ビールをゴクリ。堺に対し「最初すごい美味しいんですよ。でも後から口が焼かれるんですよ」とコメントし、つけた星の数はまさかのゼロ！　理由は「これ、お腹壊します」だそうで、唐辛子に大打撃を受けたようでした。

冒頭、少しだけおどけてみせた岡田でしたが、唐辛子に悶えながらも結局美しい顔を歪めることはありませんでした。公開中の映画『図書館戦争』では鬼教官、来年主演予定のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』では天才軍師を演じるとあって、一向に隙が見えない岡田。たまには乱れた姿が見たい！　と思うのは筆者だけでしょうか。