＜アイドル誌チェック!!＞

｢duet｣2013年6月号（ホーム社）の巻頭のインタビューに登場したのは、Hey!Say!JUMP。現在、Hey!Say!JUMPがハウス食品「バーモントカレー」のCMに出演しているということもあり、「甘口＆辛口」をテーマに一人ひとりがインタビューに答えています。設問の中には、「つい甘やかしてしまうメンバーは誰？」「JUMP内でいちばん厳しい人は誰？」というものもなり、Hey!Say!JUMPの内情がうかがえる展開に！

まず「厳しい人」として、薮宏太、高木雄也、有岡大貴、岡本圭人、知念侑李、山田涼介、そして自身も名を挙げたのは八乙女光。「厳しいわけじゃないけど、光くんにはよく注意されるかな」（有岡）、「リハ中とかちょっとみんなの集中力が切れてくると、『ハイ、ちゃんとやろう！』って言ってくれる。状況を察して、きちんと言葉で伝えられる人」（高木）、「光くんみたいに、みんなに意見してくれる人がひとりはいないとなって思う」（岡本）と、グループ全体を見渡して常にグループを導く影のリーダー役として信頼の厚い八乙女。

山田は、八乙女と共に薮の名も挙げ、「JUMPのために意見をぶつけ合ってくれてるから、あえてそのままにしとくんだけど。まぁ～ふたりとも折れないっていうね（笑）」と、2人の前向きな衝突に「我関せず」を貫いていると告白。「折れない」と言われた薮ですが、本人の答弁は「オレ、光には口ごたえしないの。素直に『はいっ！』って従う。『それは違うんじゃない？』って思った時も『あぁ…、了解』って一応言ってとく。気まずくなるから（笑）」と山田の密告とはまったく180度異なる発言をしてますが、真実はどっち？　八乙女は自分のことを「神経質だから、いろんなことが気になっちゃうんだよ。だた、体力がないから、勝手にオフっちゃってるときも多い（笑）」と分析。メンバーからは時折「怖い」と言われる八乙女ですが、若いHey!Say!JUMPがメンバー全員が同じようにプロ意識を保ち続けるというのは難しく、損な役回りかもしれません。それでも10年後それぞれが成長すれば、現在のV6坂本昌行やSMAP中居正広のようにメンバーにイジられるキャラになっているかも。

「つい甘やかしてしまうメンバー」に多く名前が上がったのは知念。「何をされても許しちゃうし、知念が『○○やって～』って甘えてきたら、『やるやる！』って何でも引き受けそう」（岡本）、「新幹線で隣の席になって。オレは音楽聴きながら寝たかったんだけど（略）知念が楽しそうだと『もう寝る』とか言えないんだよな。ついでに車内販売のアイスまでおごってあげちゃったし（笑）」（有岡）などなど、知念はメンバーからまるで彼女のような扱いを受けている様子。当の本人は「自分に甘いなと思う瞬間」を聞かれて、「つねに甘いですよ？　厳しくする理由がみつからない（キッパリ）」だそう。知念の小悪魔ぶりに、メンバーもいいように使われているかも!?

メンバーの平均年齢が27.8歳と、どんどん「大人の男」に進化し続けているKAT-TUNは男女の違いについて語っています。

見た目も中身も男らしく熱いハートを持っている男・田中聖は、「女の人の言う、“平等”にオレ、疑問がある」と出だしから戦闘態勢。いわく、「家事手伝ってよ」と言われても普段男は仕事をしている、女性専用車両があるなら男性専用車両も作るべき、女性が「信用させてくれないの？」と言うなら「信用させるようなことをしろよ」というのが田中の考えだそう。単純明快な性格と思いきや、意外と女性に煙たがられるようなめんどくさい発言をするタイプのようです。

さらに田中節は止まりません。「男は趣味に生きる生き物だから、聞き上手の女の人は大事」だそうで、「“聞き上手”って、言いかえれば“話させ上手”なんだと思う。うんうんと、うなずいているだけじゃ “上手”とは言えない」とどんどんハードルを上げてきます。その分、女性の趣味の話も田中は聞いてくれるんでしょうか？

男兄弟で育ったために「女性＝異性」という意識が強い、と語るのは亀梨和也。そのせいなのか、「男としてはやっぱり女性よりすべてを上回っていたいという気持ちがある。相手に勝ちたいとか、いばってたいとかじゃなくて、女性に対してはいつでも手助けやフォローができるような状態でいたいと思う」とかなり紳士的な考え。亀梨が選ぶ女性は、周囲に気遣う亀梨をもフォローできるぐらいの器の人なのでしょうね。

「不器用で保守的な父親」に「女のコにはやさしく」と育てられたという中丸雄一は、ギャルが苦手と話します。「『も～激おこぷんぷん丸～』とか言われると、どうしていいかわからない」と素直なご意見。確かに中丸が「激おこぷんぷん丸～」と絡まれたところで、「そうですか、では僕はどうすれば？」と言う姿は想像に難くありませんね。ほかにも女の友情に疑問を持つ上田竜也、「男は稼がなくっちゃいけないっ！」と意外なマッチョイズムを露わにした田口淳之介の発言も見逃せません。女性ファンを楽しませることが宿命である彼らだからこその男性論・女性論。発言から浮かび上がってくるメンバーの個性の違いも対比すると面白いですよ！