＜ジャニタレドラマ・ネットの声＞

■『仮面ティーチャー』（日本テレビ系、毎週土曜24時50分〜）初回視聴率2.9％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）

Kis-My-Ft2藤ヶ谷太輔主演のドラマ『仮面ティーチャー』が7月4日に始まりました。藤ヶ谷演じる荒木剛太は、荒れた生徒を体罰で制圧することを許された特別教師・仮面ティーチャー。新しい赴任先・華空学院高校では、問題児が集まる2年C組を任されます。このクラスにはコータロー（前田公輝）、ボン（京本大我）、獅子丸（岸優太）、リョータ（柳俊太郎）で構成される通称M４（エムフォー）と、それをまとめるリーダー・武原金造（菊池風磨）がおり、剛太は着任早々彼らから暴力の洗礼を受けます。しかしある事件をキッカケに、暴力なしに生徒と心を通わせたいと願うようになった剛太。いくらやられても屈することなく、魂でぶつかっていく彼を同僚の市村美樹（大政絢）は心配しますが、剛太はその優しさを「恋」と勘違いします。



そんな中、何でも金で解決しようとするボンが、大金をかけ親友同士を戦わせる「デスマッチイベント」を開催。当人たちに「どの友情も大したものではない」と思い込ませるための策でしたが、これに危機感を抱いた剛太はついに仮面ティーチャーに変身。バイク音を轟かせながら現場に乗り込み、襲いかかる男子生徒たちを次々とかわします。しかし次のデスマッチに仮面ティーチャーと現れたのが、かつてボンが裏切ってしまった親友・今井（高田翔）でした。ボンは今井と向き合うことで友情を思い出し、また担任の剛太こそが仮面ティーチャーなのではと勘付いたところで第1話は終わります。

このドラマは『GTO』（講談社）で知られる藤沢とおる氏が、「週刊ヤングジャンプ」（集英社）に連載した同名漫画が原作。しかしドラマは「ヒーローものと教師ものとファンタジーが合わさったような、初めての試み」（「TV Fan」8月号／共同通信社）と藤ヶ谷が話す通り、さまざまな要素が絡み合っています。そのためネットでは「何かパロディーでパクリ。GTO、仮面ライダー、金八、花より男子F4、混ぜ合わせたようなどーでもいいドラマだった」などと、いいトコ取りな内容に不満の声が。

今回初めての教師役に挑む藤ヶ谷は、高校時代の恩師に電話し「生徒と向き合う上での心得」を聞くなど役作りに余念がありません。しかし教師役ゆえに黒板に字を書くシーンもあり、なかなかの汚文字に視聴者は「先生として恥ずかしい字」と手厳しいコメントも。また「熱い役は似合わない」「この役は長瀬智也で見たかった」と、藤ヶ谷にクールな役を期待する声も多く聞かれました。

一方、意外にもドラマを盛り上げていたのがA.B.C-Z塚田僚一。劇中、剛太がハマって見ているドラマ『3年C組金髪先生』でバック転をしながら名言を放つナゾの熱血教師を演じていますが、あまりのハマり役にネットでは「ここだけ面白いw」「金髪毎回やるなら見る」と大好評。次はどんな名言を放ってくれるでしょうか。

藤ヶ谷はこのドラマで多くの後輩たちと共演していますが、菊池、京本とは以前からメールをする仲。ジェシーや岸とはそれほど話したことはなかったそうですが、TV fan8月号にはジェシーの誕生日に、おそろいの香水をプレゼントする姿も。藤ヶ谷は今回の撮影を通し「いいジャニーズの縦の流れをすごく感じてます。自分が生徒役をやってたときもあれば、今は後輩が生徒役やって、その姿を自分が教師役として見るっていうね。そういう縦の流れをすごく感じてます」と、後輩たちに自らの過去を、また教師役の自分にかつての先輩の姿を重ねている様子。この“いい縦の流れ”が今後ドラマにどう生きてくるのか。初回はミステリアスなままだった菊池やジェシーとの絡みも楽しみです！