＜ジャニーズJr.青田買い！＞

――デビュー組のコンサートや歌番組出演に彩りを添えるジャニーズJr.。少年特有の美しさ、未完成なパフォーマンスは今しか楽しめない魅力。将来、キラキラのジャニーズアイドルとして輝くだろう彼らを今のうちに青田買い！

■今回の気になるJr.
＜兄弟ジャニーズを売り込む、ちゃっかり者＞
田中樹（たなか・じゅり）

【性格・来歴】

1995年6月15日、田中家の四男として千葉県で生まれた樹。兄は言わずと知れたKAT-TUNの田中聖。お母さんがジュリー（沢田研二）を好きだったことから“ジュリ”、「田中」が単純だから変わっている名前の方がいいのでは……という理由で付けられたそうだ。



田中家の5人兄弟はとにかく活発でいろいろなスポーツを経験したが、中でも樹は小学生時代、水泳・陸上・バスケ・ サッカー・野球とありとあらゆるものをやっていた。「お母さんが泳げないから」 という理由で兄弟全員、水泳は習わされたそうだ。

幼いころからやんちゃで人を笑わせることが好きだったという樹は、なにを思ったか、幼稚園でふざけて前髪をチョキン！　すごくヘンな髪形になって、お母さんに「何をやってんの！」と怒られた経験もある。この頃とにかく仮面ライダーが好きで、枕もパジャマもキャラクターだった。兄たちとはほとんどケンカをしたことがなく、“負けることがわかっているから”という理由で戦わないあたり、ずる賢い。代わりに3つ下の弟とはよくケンカしていたそうだ。

小学校を卒業するまでサンタクロースの存在を信じており、“ツイてないクリスマス”として覚えているのは06年。この日、サンタクロースがせっかく欲しかったゲーム機をくれたのに、風邪をひいて寝込んでしまった。その間に弟が先に楽しんでしまったそうだ。

07年、小学6年生の時に聖が主演したドラマ『特急田中3号』に兄弟役で出演。兄が事務所に所属してたことから、勝手に父が履歴書を送り、08年4月にジャニーズ事務所入所となった。その後、Hey!Say!JUMPのコンサートにて田中聖と兄弟であることを発表した｡その後も聖と共にコンサートでラップを一緒に披露するなど、兄弟競演を楽しんでいる。

事務所に入った当初、取材などで森本慎太郎と一緒になることが多く、樹の方が2つ年上だが、入所年が早い慎太郎が先輩という妙な関係。今では敬語で話しながら、カンチョーやツッコミをする関係だとか……。樹の名前を世に知らしめたのは、慎太郎らも出演した12年に出演したドラマ『私立バカレア高校』（日本テレビ系）だろう。その後、映画やCM出演を果たし、今のジャニーズJr.を引っ張る存在にまで成長。

【人気の秘訣】

兄の聖が「しっかりしたお調子者」と語るだけあり、場を盛り上げる能力にたけている樹。大家族で育ったせいか、ずる賢さがあったり自分をアピールすることがあるが、それが嫌味っぽくなく、誰からも愛されるタイプ。見た目はクールだが、自分を落として笑いを取ることのできる芸人気質を持ったジャニーズアイドル。Hey!Say!JUMP高木雄也のことが大好きで、高木には「ウザい」「『愛してる』という一文だけのメールが送られてくる」と迷惑がられながらも、その愛はいまだ継続中。

【恋愛】

初恋は幼稚園時代という樹。好きなタイプの女の子はズバリ自然体なコ。2人でいる時、無言でいても安心でき“しゃべらなきゃ”という気を、使わなくていいのが理想。またノリが一緒で空気を読める子だったらバッチリだとか。外見では、キレイな髪の人に惹かれるようで、「一番女の子らしさが出るから」だそうだ。既に複数のアイドルとウワサになるなど、大物の片鱗を見せている。