11月6日深夜放送の『ナカイの窓』（日本テレビ系）は、司会のSMAP中居正広の地元「湘南」スペシャル。石原良純、徳光正行、RIP SLYME・SU、ほんこん、立石諒ら湘南を愛する男たちが集結し、熱い地元トークを繰り広げました。



冒頭、湘南の写真が出ると中居は「鎌倉の方から撮った画ね」と、まるで赤子をあやすかのような優しい表情で写真を見ます。中居の地元愛はよく知られているところですが、「湘南語ってほしくない人もいるんですよ」と主張。大阪出身のほんこんに対しては「関係ないでしょ!?」と牙を剥き、ほんこんが「（湘南）愛してまんがな」と言うと「『愛してんべ！』でしょ!?」と納得が行かない様子。また、一般的に湘南と呼ばれる地域（藤沢や茅ヶ崎）から少し離れた逗子出身の石原とは、石原の車が横浜ナンバーであることも発覚し、激しく衝突。「浜ナンバーでしょ？　ダメだよそんなの！」「逗子は逗子で確立してるんだから！　湘南は連合軍なんだから！」と力説します。

実は湘南は、加山雄三、桑田圭祐、杉本哲太、元・光GENJI佐藤アツヒロ、高岡早紀ら芸能人を多数輩出。中居は小学5年まで藤沢市立鵠沼小に通い、その後、辻堂に引っ越して明治小、明治中に通ったそうです。実は、辻堂育ちのSUは中居の中学の1つ後輩。SUの姉と中居は同級生とあって、共通の友人や思い出の場所も多いよう。SUの少年時代の写真を見た中居は「八部！　八部！　床が八部だよ！」と大喜び。SUが水着姿で箸を鼻に刺しているその場所が「八部公園プール」という中居にとっても懐かしい場所だったらしく、売店で売られているアイスクリームの話になると「あれうまいんだよなぁ～！　もう休憩のたびに食ってるんだよ」と懐かしみます。中居はSUを本名の「大槻」と呼び、「僕の中ではまだ有名人じゃない感じ」と言いつつも「ただ奥さんが大塚愛になっちゃって、『あ、芸能人になっちゃった』みたいな感じ。『お前芸能人っぽくしてんじゃねーよ！』って思うね」と、同じ業界で活躍していることにはまだまだ違和感があるようです。

また番組では、パンサー向井慧が中居ゆかりの地を巡るコーナーも設けられます。小学生の頃、中居が煮干しにタコ糸をくくりつけてザリガニ釣りをしていたという引地川や、野球好きの中居が20代の頃に立ち寄ったというスポーツ用品店「関水スポーツ」を取材。中・高時代、放課後に立ち寄ったという藤沢駅近くのゲームセンターは1年前に閉店してしまい、中居はVTRに映る閑散としたフロアーを見て「なくなっちゃったのか～」と寂しそうな表情を浮かべます。中居の実家が近かったこともあり、毎日のように通ったという「辻堂新町商店街」の「メンズサロンVan」には、中居の中学の後輩でもある今井翼が中学2年まで通っていたのだそう。ここには中居の地元の友人も通っており、「結婚式は来れなかったけど、時計を（贈って）もらった」など、中居の地元愛が語られているようです。

その後向井が、かつてSUがダンスの練習をしていたという土打公園を訪れます。そこに現れたのが中居の同級生・竹内一也氏。この竹内氏、中居とは「中学からずっと遊んでる」そうですが、なんとRIP SLYMEのDJ・FUMIYAの兄で、SUとはダンスグループを組んでEAST ENDのバックダンサーを務めていた人物。中居がジャニーズ事務所のオーディションを受ける際には六本木まで付き添い、しかし「オレ受かったから、レッスン受けて帰るからお前先に帰ってて」と、ひとり帰らされたことも明かしました。この日、中居の後輩・城田直史氏が営んでいるという居酒屋「ずんどこべろんちょ」にはバスケ部の先輩や同級生も集い、この光景を見た中居は「近すぎるなこれは。近すぎる！」となにやら身の危険を感じている様子。

彼らは少年時代の中居について「やんちゃ」「不良への憧れがあった」「顔が生意気」と楽しそうに語ります。竹内氏によれば中学時代にはこんな恥ずかしいエピソードも。中居の長兄の（机かタンスの）引き出しの中に、金髪の人の「オトナの本」があるの見つけた面々。しかしながら中2男子にとっては金髪の外国人女性はしっくり来ず、「じゃあ買いに行こう！」と中居と連れ立って「オトナの本」の自動販売機へ。堂々と買えない少年たちは、1人1人歩いたり自転車に乗ったりしながら、素知らぬ顔で小銭を投入。最後にボタンを押す重役は中居に託されたものの、自販の中身が見えず、出てきたのは「オトナの漫画」。エッチな写真でなかったことに少年たちは落胆したのだそうです。

当時はごくフツーの中学生だった中居が、今や国民的アイドル。実はこのVTR収録の前日にもこの店に来ていたそうで、店長の城田氏が中居について「お店（深夜）2時までなんですけど、みんな帰ったの（朝）4時ですよ」「言えないじゃないですか、やっぱ先輩だから」「昨日だってお会計終わったのにまた頼んで」「……あっ！　お金もらってない！」「あ！　ラーメン代、オレ払ったまんま！」と明かすと、地元の友人らは大爆笑。中居はVTRに目を細めていました。

幼少期を過ごしてきた湘南で、中居が気に入っているのが海を一望出来るという「湘南平」。中学・高校時代は男同士で行ったことがあるそうですが、「女の子とは1回も行ったことないの」とのこと。そしてここで「自分の中では、結婚する人と初めて行こうかなと」と告白してスタジオを沸かせます。「なかなかタイミングがねぇな！　まさか41になるとは思わなかった」と落とすことも忘れていませんでしたが、中居は案外ロマンチストなんですね。