＜アイドル誌チェック!!＞

「FINEBOYS」（日之出出版）1月号は、現在公開中の映画『永遠の0』に主演し、2014年1月5日からスタートするNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』にも主演するV6・岡田准一が表紙を飾っています。岡田は現在33歳。しかし、年齢以上の貫禄を感じさせ、「名優降臨」といった風情の表紙になっています。中のグラビアでは、「岡田准一　激旬ネイビーを着る！」というテーマで、ネイビーのニットやチェスターコート、スタジャン、スウェットなどのコーディネートを披露しているのですが、どのカットも渋い！　カジュアルスタイルなのに、それをまとっている岡田の醸し出す雰囲気がエグゼクティブ！　いつもの「FINEBOYS」とは違ったグラビアになっています。



インタビューは、ファッションのこだわりから始まり、映画『永遠の0』での役作りについても触れています。太平洋戦争のゼロ戦パイロット・宮部を演じた岡田は、「惚れられるような役柄を目指しました」とのこと。

「年齢を重ねていろんなものを見てきた人たちが、いい男だなって認めるような男性像というか。それは外見ではなく内面の格好よさです。（中略）僕が格闘技や武術を通して普段から考えている“戦うことの悲しさ”や“強さとは何か”ということが、宮部という役に生かせたと思っています。強さを追求していくと、最後は優しさにいきつく。戦う技術とタフな心を持っていて、その先に優しさがあるのが武術をたしなむ者のあるべき姿だと思うんです」

語っていることも渋い。「師匠」と呼びたくなるほどの“格”があります。「年齢を重ねた人たちが、いい男だと認める男性」とは、役の上だけでなく、岡田そのものが体現していると言っても過言ではないでしょう。最後の締めの言葉は「日本のエンターテイメントの世界を盛り上げていきたいと真剣に思っているし、そのために自分にできることがあるのなら、どんどん挑戦していきたいと思います！」。岡田なら日本だけでなく世界のエンタメシーンを盛り上げていけそう。そんな頼もしさを感じるインタビューでした。

KinKi Kids堂本剛がこだわりのあるショップを訪ねる連載「気ままなオフ・スタイル　宇宙人に逢いたい」は、ペルシャ絨毯のほかパキスタンやインドの絨毯を扱う専門店を訪問。剛はすでに2年前から緑色のペルシャ絨毯を所有し、自宅のリビングに敷いて、「リビングに置いてある日本や中国、ヨーロッパのアンティーク家具ともしっくり馴染んでいます」とのこと。しかし、この絨毯を単なる「おしゃれなインテリア」の紹介だけで終わらないのが剛です。

「一説によると、古代の奈良とペルシャは、つながりを持っていたそうなんです。僕の故郷の奈良と縁のある文化……。というと、だからペルシャ絨毯に惹かれたと結びつきがちですが、順番としては逆。ペルシャ絨毯が好きで、何で好きなのかって調べていくうちに、奈良とペルシャの関係に行き当たったという。こんな風に、蓋を開けてみたらそういうことだったんだ、と合点がいくことが、僕の人生には多いんです」

先月号では、奈良のシカの角で作られたステッキを購入し、「奈良のものには救われることがすごく多い」と語っていた剛。奈良と縁があると知らなくても、自ずと奈良にゆかりのあるものを選んでしまう鋭敏な感覚はさすがです。重厚感あるペルシャ絨毯と奈良の調度品や、中国、ヨーロッパのアンティークが置かれた剛のリビング、ぜひ見てみたい。機会があったらぜひ誌上で写真を公開してほしいものですね。