3月1日深夜放送の『新チューボーですよ！』（TBS系）にSexy Zone中島健人が出演しました。冒頭、MCの堺正章から「ジャニーズの注目株」「王子様キャラらしいですよ」と紹介された中島は、「どうも！　中島健人です。今夜は寝かせねぇぞ」とキメ顔。出だしからエンジン全開です。この日のメニューは「肉団子の甘酢あんかけ」。ひき肉をこねる中島の傍らで、MCのすみれが英語で中島のプロフィールを紹介します。英語好きな中島はすみれの話もしっかり聞き取れたようで、「おばあちゃんが英語の先生やってて、おじいちゃんが国語の先生」と祖父母について明かします。中島の英語好きはおばあちゃん譲りなのかもしれません。



中島はSexy Zoneというグループ名の由来についても語りました。そこには「マイケル・ジャクソンさんのように“魅力的”かつ“セクスィー”な存在感を出してほしい」というジャニー喜多川社長の思いが込められているとか。ジャニーズ最年少デビューのSexy Zoneですが、メンバー5人の中で1番下は13歳のマリウス葉。その年齢を聞いた堺は「生まれたばっかりだよ！」と茶化します。それに対し中島は19歳。「最年長なので、例えば5人のダンスが揃わなかったりした時に『ちょっと1回やろうぜ』って声かけるのは僕かもしれないです」と、年上としてグループをまとめることもあると明かしていました 。

中島がジャニーズに入ったのは、小学生の頃、隣の席の男子が山下智久・亀梨和也主演ドラマ『野ブタ。をプロデュース』（日本テレビ系）の主題歌「青春アミーゴ」を歌っていたことがきっかけだそう。ドラマを見た中島は「やばいなこれ、かっこいいな」と感動したといいます。男子の声真似をしながらこの話を明かした中島は、番組中SMAP香取慎吾のモノマネも披露。しかし「慎吾くんの前でも披露したんですけど、2回やって2回ビンタされました」と香取には満足いただけなかったよう。堺から木村拓哉の真似をリクエストされた中島は、「木村さんのモノマネはちょっとヤバくないですか？」と言いながらも、声のみならず目や口の動きまでも真似た完成度の高いモノマネを披露。スタジオを沸かせました。

ところで中島といえばやはり「王子様キャラ」。堺も「どんなセリフを言うの？」と興味津々の様子ですが、中島がサラッと「オレの声が今こんな枯れてんのは、昨日の夜、お前の名前何回も叫んだからだよ」と言ってみせると、「すいません、ちょっと背中かいてください」と堺。男性にとってはかゆくてしょうがないであろう中島の甘いセリフですが、すっかり気に入ったらしい堺は、甘酢作りの段で「（調味料を）入れる時にささやいてよ」と中島に無茶ぶり します。

一瞬たじろいだように見えた中島ですが、ここから本領発揮。「中華スープ、お前の心の中に入れるわ」「う～ん。砂糖ってめっちゃ甘いけど、お前の方が超甘いよ？」「ケチャップのような酸味のある恋をお前としたいよ」と、即興とは思えぬフレーズを次々繰り出し調味料を中華鍋に入れていくのです。この言い回しには堺も「よく次から次へとウソが思い浮かぶね！」と唸らざるを得ず。中島は「いやいやウソじゃないですよ」と笑っていましたが、甘い言葉を紡ぐセンスは、同じ王子様キャラのNEWS手越祐也をはるかに超えています。

中島の王子っぷりにすっかりハマった堺は、この後も黙ってレモンを絞る中島に「ちょっとさぁ！　つまんないよ、ただ普通に入れたんじゃ。踊りながらでしょこれは！」と再び無茶ぶり 。すると再び中島の王子スイッチがON。「そんな絞れないですよ、絶対に」と言いながら両手にレモンを持って踊りだします。いちいちポーズを決めながらレモンを絞る中島にスタジオは大爆笑。堺やすみれまで巻き込みながらキャラを炸裂させました。

さて料理も終盤。堺からファンの人たちをヒートダウンさせるひと言を求められた中島は、ここでも自分を止められないのか「じゃあ落ち着かせるようなこと言います」と言っておきながら、「ヘイ、セクスィーガール。『チューボーですよ』をご覧のみなさん。オレにチューされないように気をつけろよ」とメガネを外し「チュッ」と音を立てて舌を出す始末。肉団子と甘酢を合わせる場面でも、堺が「ちょっとこぼれちゃった」と残念がったところにすかさず「“こぼれるぐらいの愛が溢れてた”っていうことにしましょ」と中島節でフォロー。堺はさすがにもうお腹いっぱいなのか、かぶせるように「そうだねうん」と流していました。

「まさかこの場に自分が来ると思わなかった」「すっごい緊張してるんですよ」などと言いながらも大御所・堺にも動じず己を炸裂させ、視聴者を十二分に楽しませてくれた中島。この日彼が見せたのは「王子様キャラ」を超えたエンターテイナーの顔でした。いつでもどこでもファンを魅了する彼から、今後も目が離せません。