＜アイドル誌チェック!!＞

「POTATO」4月号（学研パブリッシング）は、Sexy ZoneとジャニーズWESTのW表紙。裏表紙のジャニーズWEST側から開くと、関西ジャニーズJr.の大特集21ページが組まれています。まず、その中の「ジャニーズWEST　ロングインタビュー」を見てみましょう。ジャニーズWESTは、もともと中間淳太、桐山照史、重岡大毅、小瀧望の4人で「ジャニーズWEST4」としてデビューすることが、昨年の『ジャニーズカウントダウンコンサート』で発表されました。重岡、小瀧とともにユニット「7WEST」を組んでいた神山智洋、藤井流星、そして彼らと一緒に活動することが多かった濱田崇裕がメンバーから外されていたことにファンにも衝撃が走りました。そのときの気持ちについて、それぞれ次のように語っています。



桐山「正直モヤモヤする気持ちはあった」
神山「事務所が『芝居をやりなさい』って言うなら、そういう方向性になるんやろな～と思いつつ、それでもグループに入りたいって気持ちもまだあって」
中間「うれしかったのは、濱ちゃんが（「あけおめコン2014」の）公演のあとに電話をくれて『普通にしゃべってくれよ！』って言ってくれて。あれはすごい助かったし、うれしかった」
濱田「オレがこんなん（落ち込んだ状態）でこのあとみんなに会ったらシケるやろな～と思いつつ、でもなんかうまいこと言われへんなっていう思いもあって……」

互いにスッキリと喜び合える心境ではなかったことを素直に語っています。その後、ジャニー喜多川社長に直談判して神山、藤井、濱田が加入。そのときの経緯についても「正直、イチかバチかってところはあった」（小瀧）、「決めるのはジャニーさん。詳しく言うと、その直談判のときに『なんで7人にそんなにこだわってるの』とも言われたし」（桐山）などと詳しく語られています。そうした紆余曲折があり、7人のグループとなったわけですが、「ホンマにオレらは周りの人に感謝せなあかんな」（中間）、「年末から確かにいろいろあったけど、過去のことは過去のこと。7人のグループになるのは必然やったんやなと思うし、オレはもう今のことしか見てないよ」（重岡）と、彼らはすでに走り出しています。これからの夢や希望も大いに語っています。このロングインタビューを読んでから、巻末の「この世界へ入ったばかりの僕へ」という過去の自分に宛てた手紙を読むともう感涙もの。

「ファンの人の前でヘンにカッコつけなくてもええよ（笑）。オレのありのままの姿を見たいと思ってくれる、その個性を好きになってくれる、ホンマにすてきな人たちやから」（重岡）
「“高校生になってもデビューできへんかったらこの世界を辞めなアカンかも…”　そう思って毎日必死で祈ってるよな。心配しなくても、ちゃんと明るい未来が待ってるで！」（小瀧）
「これから何度も辞めようと思う日がくるけど、おまえ、辞められるもんなら辞めてみろ！　ホンマに好きなもん捨てるってめっちゃ勇気がいるし、辞めたら後悔しかせえへんぞ」（神山）

まだどんな色にも染まっていない、“今”の彼らならではの本音の数々。グループとしての絆の強さ、アイドルとしての志の高さがうかがえます。ジャニーズWESTのファンの方も、「ジャニーズWESTってどんなグループ？」という方もぜひ読んでみてください。

さて、今月号の「POTATO」には、大人気企画「ときめきフォトマンガ」も掲載されています。これは、ジャニーズアイドルたちによる実写マンガのようなもの。アイドルたちは、読者の“妄想彼氏”として登場するのですが、これがどういうわけか怪しい方向に行ってしまっているものが多くて萌えます。たとえば、NEWSの「キュートな彼氏!?」というマンガ。手越祐也が「慶ちゃん、あ～ん」と小山慶一郎にお菓子を食べさせたり、キスするほど顔を寄せ合ったり、肩を抱いていたり。A.B.C-Zの「良亮のプロポーズ大作戦」は、彼女にどうやってプロポーズすればいいか悩んでいる橋本良亮に、河合郁人が実演アドバイスとして後ろからハグ。すると、橋本は「ヤベ、ドキドキしちゃった…郁人なのに…！」と河合に胸キュン。どうしてそんな展開に!?

Sexy Zoneはマリウス葉が女役として登場するというお約束の展開。「マリ子」は佐藤勝利の彼女のはずなのに、中島健人に迫られてはドキドキ、菊池風磨にツンデレされてはドキドキ。BLテイストがあちこちに散りばめられています。ジャニーズファンの妄想を真剣に演じてくれているアイドルたち……みんなアイドルの鑑ですね。ぜひ幸せ気分に浸ってください。