5月5日放送の『SMAP×SMAP』（フジテレビ系）の「BISTRO SMAP」に坂上忍が登場しました。最近ではバラエティ番組に引っ張りだこの坂上ですが、冒頭から「基本、酒が抜けてる時はほぼないんで」と発言。これに中居正広が「『金スマ』かなんかの時、すっげー臭かったですよ！」とツッコむなど和やかな雰囲気でスタートします。



3歳で子役デビューし、今年47歳を迎える坂上は少年隊やシブがき隊と同年代。15～16歳の頃には近藤真彦と連続ドラマで共演し、人気絶頂の近藤の弟役を演じました。その時の近藤の印象を「怖いっていうより、シャイで不器用な方なんだろうなって思っていた」と話す坂上ですが、兄弟げんかのシーンでは事件が勃発。撮影本番、近藤がリハーサルとは違う殴り方をしてきたせいで坂上にビンタが直撃し、坂上は怒り心頭。なんと現場から帰ってしまったんだとか。坂上に非はないものの、この話を聞いた中居は「間違えること人間あるじゃないですか！」と近藤を擁護。坂上が「なんでそうやってマッチさんをかばうの？　間違えた方が悪いでしょ！」と反論すると、「だってマッチ、こえーもん……」と中居。しかしこの一件の後も近藤は坂上に普通に接してくれたそうで、「それがなんかうれしかった。かっこいい」と振り返りました。

また坂上は少年隊・東山紀之とも何度か共演しており、「ミスターパーフェクトな人ですね」と絶賛。その人格者っぷりは「カルチャーショックでしたね」と言うほど。自宅に遊びに行けば部屋には塵ひとつ落ちておらず、リモコンは大きさ順にそろえてあるなど整理整頓も完ぺき。森光子も来たそうで「その時の目上の方への対応とか、年下（自分）に対するおおらかさとかっていうのが、ちょっと図抜けてる人でしたね」と語ります。坂上が古手川祐子やCHAGE、川合俊一らが参加した、東山主催の芸能人の集まりに呼ばれた際も、東山はそういう場に初参加な坂上への気遣いを忘れず、さらに「誰よりも1番飲んでるのに酔わない！」とのこと。東山伝説を語り継ぐのは、ジャニーズタレントだけではないようです。

一方中居にも東山と同じ部屋で過ごした時期がありました。ご飯時に東山から「これで買ってこい」と1万円を託された中居ですが、当たり前のように「おつり、ちょろまかすじゃないですか」。ところがそれに気付いているであろう東山は怒ることもせず、「なんも言わないんですよ。なんも言わないから、次からおつりを渡しましたね」「『自分で感じろよ』って。それは鮮明に覚えてますね」とのこと。東山の懐の深さを感じるこのエピソードを聞いた坂上は、「あの年であれができる人ってオレ、会ったことないもんなぁ」と改めて感嘆していました。

また坂上は1991～96年に放送されたバラエティ番組『愛ラブSMAP！』（テレビ東京系）で、SMAPと草野球を経験。特に印象に残っていることとして「香取くんが死ぬほど野球が下手なのと、僕は中居くんが人間的に嫌いになった」と発言します。坂上から「冷たくて目を合わせてくれなかった」と指摘された中居は、「その感じ、今も同じだと思います。やっぱりちょっと、共演者の人とうまくコミュニケーションが取れない」と吐露。中居同様、共演者と話さないという坂上は「……飲み行く？」と中居を誘いますが、中居は「飲みには行かないです」とバッサリ。共演者との間に一線を引いているからこそ、常にフラットな状態で仕事に臨めているともいえますよね。

番組中に行われた坂上の「毒舌名言」を当てるクイズでは、「子役から脱皮するには、とっとと“◯◯”しちゃうこと」という問題に“エッチ”と解答した稲垣吾郎と香取慎吾。本番中にもかかわらず焼酎を飲み続ける坂上から「慎吾ちゃん的には、子役から脱皮するには“エッチ”が必要？」と直球を投げられた香取は、「必要ですね。僕も10歳ぐらいだったんで」とまさかの爆弾発言。真相は藪の中ですが、「えーなんか、BISTRO楽しい！」とテンションが上がってしまう坂上。メンバーも香取の告白に驚きの表情で笑っていました。

また坂上が恋愛のモットーとして「『愛してる』とか『好き』は禁句」と話すと、「そういうのって最初は結構さ、伝えやすいじゃないですか。だけど（付き合いが）長くなると、もちろん相手のことは好きで愛していても、言うのが恥ずかしくなってしまったり」と胸の内を明かす稲垣。一方で「（『愛してる』とか『好き』は）ドラマだけの世界だと思うけどなぁ」とつぶやいていた中居は「僕『愛してる』とか『好き』とか言ったことないですよ。若い頃含めて」「だから、（彼女からは）求められますよ」とこれまた赤裸々に語ります。一応「恋愛禁止ですけどすいません」と謝っていましたが、求められても絶対に言おうとしないあたり男としての意地を感じます。

また自宅で7匹の犬を飼っている坂上が「女の人と……っていうのが苦手だから。共同生活がとても苦手なんで」と話すと、これに共感した中居が「結局女の子と話すことないんですよ！」と漏らす場面も。この日さまざまな共通点が見つかった2人ですが、そういえば極度のキレイ好きという点も一致。坂上は「オレ、中居くんとだったら仲良く暮らせると思ってます。だってしゃべんなきゃ良いんだもん」とラブコールを送っていましたが、本当に案外うまく行くかもしれませんね。