8月11日に放送された『UTAGE！』（TBS系）は「舞祭組反省会スペシャル」。ゲスト出演したKis-My-Ft2北山宏光、玉森裕太、藤ヶ谷太輔と共に、舞祭組のこれまでの軌跡を振り返りました。

歌番組レギュラーにもかかわらず、あるまじき歌のヘタさで番組を引っ掻き回してきた舞祭組。彼らがハモりに挑戦する“ハモタイム”のほとんどは「事故」と呼んでもよいほどの大失敗であるため、MCのSMAP中居正広は北山、玉森、藤ヶ谷に対し「いつも7人で歌ってる時も（その歌声を）経験してるわけでしょ？」と同情を寄せます。アーティストが音を確認するために耳に付けるイヤーモニター（イヤモニ）からも舞祭組の歌声が聞こえるとなれば、3人の歌にも支障が出そうですが「正直な話、デビュー前は7人で1つの回線でしたけど、デビューしてから3：4に分かれたので」とまさかの新事実を明かす藤ヶ谷。またこの話の流れから、その歌の下手さで「師匠」と呼ばれている横尾が、なぜか舞祭組で唯一両耳イヤモニを使用していることも発覚。「同じ舞祭組でも初めて聞いたよ！」と千賀健永も驚いていましたが、驚くべきはその理由。

「だって場所によって反響とかしてよくわかんなくなっちゃうから、（両耳）フタしてますもん！」とその用途を完全に間違えているのです。中居から「ライブの時、師匠は（イヤモニ）してないの？」と尋ねられても、「してますしてます、フタを」とあくまでも耳栓として使用している横尾。またSPEED今井絵理子は半ば呆れながら「（舞祭組は）1オクターブっていう言葉すら知らなかった」と証言。ドン引きするスタジオで、さらに宮田が「“オクターブ”って、ちょっとオシャレな“玉”かなんかかなって思ってたんですけど」と発言し沸かせていましたが、もはやお世辞にも「アーティスト」とは呼べません。

また5月19日放送回で、あまりにひどすぎて放送できなかった横尾の歌声も流れました。中居の無茶ぶりにより、小泉今日子の「優しい雨」を番組レギュラーの川畑要と2人きりで歌うことになった横尾。マイクの震え方は尋常じゃなく、その緊張は画面からも伝わってきましたが、やはり「全然覚えてない。記憶ないですもん」とのこと。しかし初めて1人でセンターに立ったことで「みんなこんな感じで歌ってんのマジかよ！」と初めて気付いたらしく、中居も「こうやって歌うことによって、初めて（責任を）背負ったんだね」と総括。良い機会にはなったようです。

番組中、そんな横尾を愛おしそうに見つめていたのが藤ヶ谷でした。以前別の番組でも「メンバーだけど親友。オレの全てを知ってる」と横尾への思いを口にしていましたが、この日も横尾について聞かれると「昔から仲良いので」と関係の深さを強調。そして「2人でカラオケにも行くんですよ。だから、ついにこれ（歌のヘタさ）が表に出てきたか！　と思って」「世の中でオレしか知らなかったんですよ」と誇らしげに語ります。

また続けて「SMAPさんの『オレンジ』を肩組んで歌ったりする」「ノってくると1人で連続で曲入れたりする」などと暴露し、「だから僕的には、（横尾）師匠が歌える好きな歌メドレーとか」と、横尾のさらなる活躍の場を番組にプレゼン。中居も「今度は自分でセレクトした歌を！」と“横フェス”開催に前向きで、藤ヶ谷は「“横フェス”収録いつですか？　ぜひ！　ぜひ！」とこれに参加する気満々。横尾は「太輔、バカかお前は！　ここのスタッフさんホントやるからな？」と憤っていましたが、内心は藤ヶ谷の熱心さを喜んでいるに違いありません。

8月15日放送の『めざましテレビ』（フジテレビ系）でも「入れ替わるなら誰？」との質問に、横尾を選んでいた藤ヶ谷。横尾は『UTAGE！』で毎回のように「基本的になに言ってるかわかんないから！」（中居）「横尾さん見てると気持ちが不安定になる」（AKB指原莉乃）などと痛々しいほどイジられていますが、これからも藤ヶ谷の支えがあれば、どんな局面も乗り越え、成長していけそうです。