8月17日放送の『ホムカミ～ニッポン大好き外国人　世界の村に里帰り～』（TBS系）にタッキー＆翼の滝沢秀明が出演。ニュージーランドの巨大洞窟ハーウッズ・ホールに挑みました。



日本在住の外国人の里帰り（ホームカミング）にタレントが同行し、故郷の良さを教えてもらうこの番組。今回は日本で英会話教師をしているグレッグと共に、真冬のニュージーランドに里帰りしました。日本出発前、「30歳を越えて、自然と触れ合うことの魅力にすごくハマってきて。自然＝地球、地球＝宇宙みたいな。地球を感じたいんですよね」と壮大な思いを語っていた滝沢。実は昨年放送の『テレビ未来遺産』（同）でも、バヌアツ共和国にある活火山・マルム火山の火口内部に日本人として初潜入しており、「せっかくなら、人が行ったことのないような場所に行きたい！」という思いが強いよう。そして今回日本人として初挑戦するのは、地底200メートルに及ぶ巨大洞窟。しかし滝沢はひるむ様子もなく「地球の心臓部に近づいていくような。ある意味人間の里帰りですよね！　『地球に里帰り』みたいな、そんな旅にしたいですね」と、32歳にして思考が宇宙規模です。

さて日本を出て11時間。ニュージーランド最大の都市オークランドに到着すると、2人はまず地上192メートルからダイブする「スカイジャンプ」に挑戦します。グレッグが恐怖で黙る一方、滝沢は舞台『滝沢歌舞伎』のフライングで多少は慣れているのか余裕の笑み。時速約85キロで降下中も一切顔を歪めることなくカメラ目線で「すごーい！」、降りてからも「楽しい！　もう1回やりたい！　本当にニュージーランドに来たんだなって気持ちになれた！」と大興奮。多くの人は最悪の事態を想定して尻込みするものですが、滝沢はいつもマイナスなことを一切考えないとのこと。このあとも視聴者は、滝沢の精神力に驚かされることになります。

プライベートでもアウトドアに慣れ親しんできた滝沢は、ハーネスやヘルメットなど自前の装備をニュージーランドまで持参し「本気です。僕は日本代表で来ているので」と気合い十分。予行練習として挑んだワイトモの洞窟でも、100メートルの崖をロープ1本で降りたり、渦巻く激流のなかを進んだりと過酷な状況にもかかわらず、「すごいことになってきちゃった」「予想外ですね！」とあくまでも自然の偉大さを楽しもうとする滝沢。また崖に怖じ気づくグレッグに「がんばろうね」と声をかけるなど、周りを気遣う余裕まで見せていました。

しかしこれから挑戦するのは命の危険さえあるハーウッズ・ホール。生半可な気持ちでは挑めないため、残念ながらまったくの素人のグレッグは挑戦を諦めることに。が、滝沢は「気持ちはもう、出口しか見えてないんで」「やった人間にしかわからない感動があるんでしょうね。楽しみですね」「人間やればできるんだってことを、僕は信じたい」と、ポジティブな言葉で自らを鼓舞します。

そしてついに出発。岩場を垂直に降りていく場面では、ディレクターが思わず「怖い」と口にしてしまうのに対し「気持ちいいです」と滝沢。狭すぎる洞窟を抜け、出発から7時間が経過しても「まだまだ行けます。過酷なんですけど楽しめるんですよね。不思議ですね」とまたもアドレナリンが噴出。疲れ果てているディレクターは、滝沢の群を抜いた気力と体力に苦笑せざるを得ません。一行が無事出口に辿り着いたのは朝8時半。15時間半かけて、日本人初のハーウッズ・ホール踏破を成し遂げたのでした。

しかし滝沢は、過酷な冒険を終えてもなお「気持ちいいっすね。地球上で知らないことがまだたくさんあるんだなってことを思い知った一日でした」と涙を流すでもなく冷静に振り返り、「次の目標は、宇宙！　やっぱ（地球を）外から見てみたいっすね。夢はデカくね！」と次の夢まで語り出す始末。スタジオゲストの松嶋尚美はその切り替えの早さを「スタンプラリーみたい！」と笑っていましたが、この分なら宇宙も夢じゃないように思えます。

どんな状況にも動じず笑顔を絶やさず、まさにジャニーズ事務所の次期幹部候補と言われるのにふさわしい、己の強さを見せた滝沢。今後もその飽くなき挑戦でファンを楽しませてほしいところですが、ゲスト出演していた東山紀之の妻・木村佳乃は、一連のVTRに対し「滝沢さんへの見方が変わった」とコメント。彼女は一体滝沢にどんなイメージを持っていたのか？　気になるところです。