＜ジャニタレ掲載誌チェック!!＞

「オリスタ」（オリコン・エンタテインメント）では、創刊35周年を記念してこれまでに掲載されたインタビューを厳選して振り返る特別企画「メモリアル・ランキング」を毎週掲載しています。11月17日号のこの企画に登場したのは、15年前の1999年11月にデビューを飾ったばかりの嵐です。



まだあどけなさが残る5人のグラビアにもグッと来ますが、当時はまだグループ内での役割分担が定まっておらず、とりあえず大野智＝ダンス、桜井翔（現在は櫻井）＝勉強、二宮和也＝ドラマ、相葉雅紀＝ナチュラル、松本潤＝お笑いの担当、というキャラ設定になっていたんだそう。相葉の“ナチュラル担当”（＝天然？）がやや謎ですが、その設定がほぼ現在にも引き継がれているのは驚きです。

まだグループ結成から日が浅かったこともあり、「5人だけでいる時間がすごい長いから、まとまりっていうか仲間意識が徐々に出てきたような感じがする」（桜井）とコメントするなど、現在は“奇跡の仲良しグループ”として知られる彼らもまだ手探りの状態だったよう。15年間を通して芸能界に嵐を巻き起こし続けた5人ですが、当時は「嵐っていう意味では、過ぎ去らなければいいなって思ってます（笑）」（二宮）と語っているのも感慨深いですね。

そんな嵐が応援にかけつけたことで話題を呼んだ、11月2日のTOKIOの日本武道館公演のもようもダイジェストで掲載。TOKIOのデビュー20周年を記念して、彼らが20年前に初ライブを行った会場に“凱旋”を果たしたこの公演。開演前の会見レポートでは、5人の団結力の源が明らかにされています。

司会者に“みなさんすごく仲がいいですよね”と振られて、「みんなでリーダーを支えようってしてきたのがおのずと…」（松岡昌宏）、「なんかこうひとつの目標があるとね、そこに向かいますから」（山口達也）とぶっちゃけ。暗に“リーダーらしくない”と言われた当の城島茂が「確かに…この4人をまとめることはできないですね」とマジメにコメントしたため、「ご、ごめんね？」（国分太一）、「すいません、なんか」（長瀬智也）と残りの4人が気を遣う始末。

最後に“みなさんにとってTOKIOとは？”と聞かれ、「でもやっぱり…（ややドヤ顔で）アイドルじゃないですか？」と答えた城島に、松岡が「その受け答えは80年代だよ！」とツッコみつつも「古きよき80年代アイドルをちゃんと継承してるんですから。ある種の時代劇なんですから」と分析。長瀬も「時代をぶっちぎってるからね」と追い打ちをかけていて、最初から最後までリーダー推しで終わった会見でした。城島茂43歳、まだまだ旬です！

ドラマ『信長協奏曲』（フジテレビ系）に前田犬千代役で出演中のKis-My-Ft2藤ヶ谷太輔のインタビューも掲載。単独インタビューでの藤ヶ谷はかなりマジメ発言が多いのですが、そんな性格がもたらしたドラマ舞台裏でのこぼれ話などが紹介されています。

撮影中に雨が降ってきたため、主演の小栗旬や向井理と“雨待ち”をしながら「最近あったおもしろい話でもし合おうか」という流れになったのだそうですが、あまりにもおもしろい話がなくて困ってしまった藤ヶ谷。見かねた小栗が「最近楽しかった話」にハードルを下げたのですが「この作品に出られて、とかも違うしなぁ」などと、すっかり考え込んでしまったのだとか。「じゃあ、テンションの上がった話にしよう」ということになり、ようやく「この間、ベストジーニスト賞を獲らせてもらったんですよ！」と返せたのだそう。

そのベストジーニスト賞の授賞式には、父親から譲り受けたジーンズで出席し、家族ともどもジーンズには並々ならぬ思い入れがあると語っています。以前、愛用のジーンズを弟が勝手にはいてデートに出かけてしまったことがあり、その現場をたまたまメンバーの横尾渉と一緒にいたときに目撃したのだそう。そのまま兄弟ゲンカに突入してしまい、普段は温厚な横尾に「それ、家でやれよ！」と一喝されたのだとか。現場を想像するとちょっと笑えますが、SMAP草なぎ剛ら歴代のベストジーニストたちに引けを取らない藤ヶ谷の“ジーンズ愛”が伝わるエピソードでした。