＜アイドル誌チェック!!＞

「Wink up」2015年4月号（ワニブックス）では、NEWSが2月25日に発売したニューアルバム『White』にかけて、“色”にまつわるエピソードトークを展開しています。



デビュー当時は白の衣装が多く、キラキラとした王道アイドルグループのイメージが強かったNEWS。メンバーもそのことは自覚しており、「世の中のNEWSのイメージはどんな色で、どんなイメージだと思う？」という質問には、「白だと思う。特に、デビュー当時は、ピュアとか王子様的なイメージ強かったんじゃない？」（小山慶一郎）、「ファンの人は白のイメージだと思う」（増田貴久）とコメントしています。加藤シゲアキにいたっては、「白じゃないと困りますよ。『White』っていうアルバムを出してるんだから（笑）」と苦笑。

しかし、アルバムタイトルの『White』というのはすんなり決まったものではなかったとか。小山によると、当初レコード会社から提示された3つのタイトルにメンバーはピンと来ず。3つに絞る前までに30コほどの候補があったと聞き、そのすべてを教えてもらった際に「White」という言葉が出てきたそうです。「それが出た瞬間、メンバー4人とも『それじゃん？』っていう反応だったんだよ」（小山）とのことで、「White」はメンバーにとっても現在のNEWSを象徴するような言葉、特に大切にしているイメージであることがうかがえます。

それを裏付けるかのように、加藤は「昔はよくKAT-TUNと対比されてたから。白と黒で。当時はそんなに意識してなかったけど白のイメージを裏切っちゃいけないっていう思いは年々強くなっている。“らしさ”は大事だからね」と決意を新たにしています。デビュー当時はやんちゃ系だったKAT-TUNもメンバーの脱退により、グループの方向性もやんちゃというよりも「男っぽさ」「強さ」が際立ってきました。1月に放送された『ザ・少年倶楽部プレミアム』（NHK BSプレミアム）で共演した2グループは、メンバー脱退を乗り越えた互いを苦労を噛みしめ、励まし合っていましたが、2グループとも白と黒の両極端ではなく、互いに含みを持った色へ変化しているのかもしれません。小山もいまのNEWSのイメージを白としたうえで、「同じ白でも、デビュー当時の白とは色味が変わってる気がする。ものすごくわかりにくいと思うけど、経験を積んだ白（笑）」と、グループの個性や魅力にも奥行きができたと語っています。

手越が「『NEWSニッポン』の白い衣装、もうキツくて入らないだろうなぁ（笑）。身長は4cm伸びたし、体重は8kgは重くなってるもん」と語るように、デビュー当時に比べて心身ともに大きく変化したメンバー。新作アルバムの『White』には経験という色が白と混じり合って、どんなNEWSの魅力を引き立てているのか。そんなことを考えながら聞いてみると、より魅力的な1枚になるかもしれません。