＜アイドル誌チェック!!＞

「duet」2015年4月号（ホーム社）は、ジャニーズJr.の高地優吾、京本大我、田中樹、松村北斗、ジェシー、森本慎太郎の「バカレア組」が、互いをおんぶしたり一緒に寝っ転がったりといった仲良しショットが掲載されているほか、6人での活動に非常に前向きな発言が飛び出ています。



そもそも、「バカレア組」メンバーが集結したのは、12年4月～6月に放送された『私立バカレア高校』（日本テレビ系）がきっかけ。本作は、バカレア組らが演じる熱い心を持ったヤンキーと、AKB48のメンバーが演じるお嬢様女子高生らの交流を描いたもので、デビュー当時のKAT-TUNを思わせるやんちゃな空気をまとったバカレア組の人気に火がつきました。12年9月には『Johnny’s Dome Theatre ～SUMMARY2012～』でバカレア組がメインとなった公演が行われたり、同10月には『私立バカレア高校』の劇場版が公開されたり、ドラマ終了後も彼らの活躍の場が広がっていました。

ところが、人気と同時にジェシーや松村のドラマ出演が増えたこともあり、次第に個々の活動が増え、「バカレア組」は自然消滅する形に。「Myojo」2015年1月号（集英社）では、昨年5月に行われたコンサート『ガムシャラ J’s Party!! Vol.4』で久々に6人でパフォーマンスしたことを振り返りながら、松村は「おんなじステージに立ってるのに、なんかしっくりこなくて…」と、メンバーの方向性が変わってきたことを暗に示唆し、京本も「俺はこの公演をキッカケにバカレアへの未練はなくなったんだ」と過去を吹っ切った様子。バカレア組でのデビューを望んでいたファンを落胆させたのでした。

しかし、15年に入ってから『ザ少年倶楽部』（BSプレミアム）などで徐々に再び6人での露出が増え、「Wink up」2015年3月号・4月号（ワニブックス）では2カ月連続で全員による座談会のもようが掲載されています。そこで、当時は“京本、とんがってた時代”だったこともあり、ジェシーvs京本、高地vs京本、森本vs京本でケンカしたりバチっとした瞬間があったり、「当時はしょっぱなから仲いいってわけじゃなかった」（松村）と、知られざる一面が明らかに。松村も「オレも当時、ガキだったなぁ。変にとんがってたでしょ（笑）」「当時は“みんなと群れないぜ”って思ってたもんなぁ」と、カッコつけていた過去を反省していました。

「duet」4月号では、そんな過去を踏まえた上で、現在の6人の関係を個々が鋭く分析しています。3年前は、アンニュイな雰囲気を演出していたゆえか、要所要所でそろっていないと指摘されていたパフォーマンスについて、「昔は勢いだけで突っ走っていた6人だけど、いまはそれぞれが、そのころとは違うプライドを持って、しっかり前を見据えて集まっていると思う。（略）ファンに喜んでもらえるパフォーマンスをしよう！って気持ちが強くなった」（松村）、「2、3年前にできなかったパフォーマンスも、いまはしっかりできるようになっていて、すごく成長を感じる。ちゃんと意見もぶつけ合うようになったし、『きっちりそろえよう』みたいな団結力も増して、すごくイイ感じ」（高地）と、この3年でプロとしての意識が培われたことがうかがえます。

それが自信となっているのか、「オラオラしてるだけじゃない、いまの6人は強いと思う」（京本）、「また6人で集まって活動することが増えてきたいま、すごくナチュラルでいい関係になったと思う。オレにとっては、自分のベストなパフォーマンスができる仲間だね」（田中）と、今後の6人の活動に未来を感じさせる前向きな発言も飛び出しました。

4月24日～6月1日に行われるジャニーズJr.のコンサート『ジャニーズ銀座2015』には、京本を除いた5人での出演が決定。京本は、6月13日に初日を迎える舞台『エリザベート』に出演するため、『ジャニーズ銀座2015』の出演を見送ったものとみられています。しかしバカレア組のモチベーションとパフォーマンスが向上しているいまだからこそ、全員そろった公演が見たいもの。今年の夏は再びバカレア組のパフォーマンスが見られるのか、期待は高まるばかりです。