4月1日放送の『徹子の部屋』（テレビ朝日系）にタッキー＆翼の滝沢秀明が出演。司会の黒柳徹子と絶妙なトークを繰り広げました。



以前今井翼がゲスト出演した際も、その場にいない滝沢の写真ばかり見たがるなどデレデレしていた黒柳は、この日も滝沢がジャニーズ事務所に入所した14歳の頃の写真を見て「それはそれはかわいいです。こんなにかわいいの。これエヘヘへ！　これ自分でどう思います？」とデレッデレ。滝沢は冷静に「懐かしいですね」と返していましたが、滝沢にはそんな顔のかわいさとは裏腹に、履歴書を自ら書き応募するなど意思の強さがありました。

応募から1週間後にはジャニー社長から直々に電話があり、オーディションに参加した滝沢。彼はその時のことを振り返り、「とにかく不思議な世界でした。学校の延長のような、そうでないような」と懐かしんでいましたが、なんとオーディションの1週間後にはKinKi Kidsのコンサートに出ていたというんですから、びっくりです。そしてさらに驚きなのが、「初めてステージに立った時にもうハマりましたね。『あ、これが芸能界だ。これがステージなんだ』って感動しましたね」「ツライことがあっても、感動の方が強かったので。『ツライことがあっても頑張れる』っていうのが芸能界」との発言。滝沢はKinKi Kidsのコンサートで初舞台を踏んでから、一切の迷いなくエンターテインメントの道を突き進んできたようです。

とはいえ彼も、ジャニーズJr.時代は「失敗だらけ」だったとか。「僕らの頃って、SMAPとかKinKi Kids、V6、TOKIO……先輩のバックをみんな僕らで回していたので、もう振付けもゴチャゴチャになりましたし、大変でしたね。今はたくさんJr.がいるので。僕らの時は20～30人ぐらいで全先輩を回っていたので」と振り返ります。当時から1日に10曲以上の振付けをするなど、鍛えられてきた滝沢。そのため今は「気持ちの面ではすごく楽」なんだそうです。

ところで、黒柳といえば近藤真彦やメリー喜多川副社長との付き合いが長く、昨年末行われた『Johnny's Count Down2014—2015』にもサプライズ出演し、近藤の歌手デビュー35周年を祝っていました。以前同番組に近藤がゲスト出演した際には、20代前半の頃の近藤について「そりゃぁもうヤンチャなんていうもんじゃなかったですよ」と話し、また近藤も「あの時、世の中で僕の味方は黒柳さんだけだった（笑）」とコメントするなど親子のような関係がうかがえますが、滝沢はそんな近藤と黒柳の食事会に同席したことがあるんだそう。さらに黒柳が「その前にもどっかで会ったわよね。メリー（喜多川副社長）さんが『みんなに上着を作ってあげる』とかって。『カーテンで作るから』って、私もカーテンで作ってもらって」と明かすと、滝沢も笑いながらうなずきます。

しかし、その食事会について「緊張のあまり味を覚えていない」と言う滝沢。これに黒柳は「ジャニーズはホントに上下関係きちんとしてるもんね。ちゃんと『おはようございます』って言わなきゃいけないしね」とねぎらった上で、近藤について「マッチみたいなのだって、いま上がいないからいいけど（笑）。マッチはちょうど良かったのよね、一番上になったからね」と、後輩の滝沢からすれば非常にコメントしづらい発言を投下。滝沢は「でも僕らはマッチさんの背中を見て育っているので、やっぱマッチさんの存在は大きいですよね。大好きな先輩ですね」とフォローしていましたが、ジャニーズのトップに君臨する近藤についてこんなことをサラッと言えてしまう存在は、もはや黒柳くらいなのかもしれません。

またこの日、表情を変えることなく冷静に話していた滝沢が一気に相好を崩したのが、黒柳から「後輩から『殿（との）』って呼ばれてるってホント？」と尋ねられた瞬間でした。滝沢は「あははは！」と声を上げて笑い、顔を赤らめながらその理由について語ります。滝沢が2005年放送の大河ドラマ『義経』（NHK）で主役を演じた際、セリフで「殿」と呼ばれるシーンがあり、「プライベートでもその延長で『殿、殿』って言われてますね」とのこと。するとここでも「マッチのそばで『殿』なんて言われたら……（笑）」と近藤を持ち出す黒柳。滝沢は「もう『やめてください』って感じですね」と笑っていました。

さて今年も4月8日～5月17日まで新橋演舞場で上演される『滝沢歌舞伎』。今年で10年目を迎え、夏には滝沢にとって「念願」だったというシンガポール公演が決定しています。見せ場であるフライングについて「もう慣れてる」と言っていましたが、くれぐれも事故には気をつけて完走してほしいですね。