＜アイドル誌チェック!!＞

ジャニーズJr.が壁ドンや告白シーンを披露しているフォトマンガ「MYOJO学園」や、KAT-TUN亀梨和也がお尻のラインぎりぎりまでヌードを披露したグラビアページなど、ファンをドギマギさせるページが盛りだくさんの「Myojo」2015年6月号（集英社）。



そんな中で、別の意味でファンの心を熱くさせているのが、先月号から始まった連載「STAND BY ME～いつもそばにいてくれたね。～」に登場したNEWS小山慶一郎のエピソードです。

この連載の前シリーズ「裸の時代」では、ジャニーズWESTが7人でのデビューに至るまで生々しい出来事やメンバー間のやりとりを明らかにしたり、Jr.歴の短いHey!Say!JUMPが「エリート」ゆえの孤独を告白したりと、知られざるジャニーズアイドルの苦悩が語られ、度々ファンの間でも大きな反響を呼びました。NEWSも2011年10月に山下智久と錦戸亮が脱退するという大きな出来事がありましたが、実は小山が「裸の時代」に登場したのは11年7月号。メンバー脱退はまだ発表されていなかったものの、小山は2人がグループから抜けることを聞かされた直後で、失意のままインタビューを受けていたのだとか。今回のインタビューでは、その後、4人でNEWSを再編していくまでの激動の日々のことが中心に語られています。

すでに「テゴマス」という居場所があった手越祐也と増田貴久が“4人としてのNEWS”を選んでくれるかという不安、事務所や関係者の中にいる「“4人で何ができるの？”って思っている人」を説得して協力を得ていくという作業、親友である加藤シゲアキと「ふたりになってもNEWSをやろう」と励まし合っていた日々……。語られる事実はアイドルとして崖っぷちなものばかりですが、ファンの声援を後押しに、今も全国ツアーを回るなどグループとしての活動は順調。個人としても『news every.』（日本テレビ系）や『キャラオケ18番』（同）などで確実なポジションを手に入れたからか、こんな心境の変化を明かしています。

「おととい、山Pからメールが急に来たんだよね。（略）“今度、飲みに行こうよ”って誘ってくれた。俺、“うん、いいよ”ってためらわず返せたんだよ。そのとき、心の整理はついたんだなって実感した。ふたりで会えるなって。どっかで、心の余裕ができたんだって。この4人でNEWSを組み立てられたから、NEWSの小山として会える自信ができたのかもしれない」

12年のツアーMCでは、「こんな機会だから言うけど……ボクは、森内も、内も、草野も、Pも、亮ちゃんも、みんな大好きです！」とNEWS脱退メンバーに対してわだかまりがないことをアピールしていた小山ですが、「ポポロ」13年6月号（麻布台出版社）では脱退直後の心境として「（山下と錦戸の）ふたりの活動を直視できないこともあった」と本音を漏らしたことも。しかし、現在のNEWSの活躍を見る限り、今回の「心の余裕ができた」発言は本心なのでしょう。

一方の山下も、「Wink up」2015年5月号（ワニブックス）でのSexy Zone菊池風磨との対談の中で、ファンに甘い言葉をささやくSexy Zone中島健人の王子様キャラを褒めながら、「オレの周りだと、手越がそういうタイプ（笑）。ファンの人が喜ぶことを惜しげもなくやりきるっていうところがちょっと被るんだよ。オレは全然できなかったなぁ。（急に頭を下げて）ファンの人たち、ホントに申しわけない。変な突っ張りのために、恥ずかしくてそういうことができなかったオレを、どうか許してほしい！」と懺悔していました。グループを離れたことによって、メンバーの魅力や自分の欠点に気づいたのかもしれません。

また、菊池が「たまに中島とぶつかったりすることあります（笑）」といまのグループ内の状態について漏らすと、「でも、それはいいことだよ。言いたいことをぶつけあうって、大事なことだと思う。そうやって絆が固まっていく」「オレももっと若いころ、ケンカするのは仲のよかったヤツだけだったなぁ。今になって思えば、もっと言いたいことガンガン言いあっておけばよかった」とNEWSメンバーを思わせるような発言がありました。こういった後悔から、小山にメールしたのかもしれませんね。

脱退から3年半という時間がたったからこそ、互いに「成長」した2人。「飲みに行こう」という約束が果たされ、そこでのエピソードをラジオやアイドル誌で語ってくれるのを楽しみに待ちましょう。