フライデーされたにもかかわらず……生田斗真がバンドマンと親交を深める理由

2015.6.9

人妻とさらりと手をつなぐのが斗真の甘えん坊力



<ジャニタレ掲載誌チェック!!>

生田斗真主演、戸田恵梨香や鈴木亮平ら実力派の役者たちがしのぎを削る映画『予告犯』が6月6日に公開になりました。「オリスタ」6月15日号(オリコン・エンタテインメント)では、生田の本人インタビューやグラビアなどを含めてこの作品を取り上げています。



『予告犯』は“シンブンシ”と名乗る4人組が、不祥事をうやむやにしようとした個人や企業を動画で予告した上でどんどん制裁を加えていく……という、いわゆるダークヒーローもの。生田が演じるのは、派遣切りに遭ったのちにこのシンブンシを率いていく元プログラマーの奥田宏明です。

今作で生田は、新聞紙をマスクのようにかぶった犯罪者グループのリーダー、派遣切りに遭ってしまったやや陰のある勤め人時代、そして仲間たちとタコ部屋で笑い合う青年と、奥田の持つ3つの側面をみごとに演じ分けています。「ひとつの作品でその3役を演じるのは、なかなか大変ではありました」とも語っていますが、奥田の記憶を追体験するような順番で派遣社員時代から撮影をスタートさせたため、自然にキャラクターにメリハリをつけられたのだそう。

作品中では奥田たちがなぜ“シンブンシ”になり世間を騒がせていくのかが描かれていますが、想像以上に悲しい展開に劇場にすすり泣きが響くなど、「とにかく泣ける」という感想が続出。ネットでは「目が腫れるから、日中ではなくレイトショーでみたほうがいい」というコメントまで見受けられるほどでした。観客にそこまで言わせるこの作品の魅力の一つに、生田の見せる表情の豊かさがあります。共演の鈴木も「(カッコいい生田だけでなく)プライベートでしか見せないような彼の優しい表情が見られる」と語っていましたが、“好青年”“極端にぶっ飛んだキャラクター”など、過去作品で見せてきたものとはまた違ったリアルな表情を、この作品ではのぞかせています。

インタビューでは1月クールのドラマ『ウロボロス』(TBS系)なども振り返っていて、「(アクションは)スタントマンもいるけど、本番は自分でやらなきゃ気が済まない。本人がやっている方が、観ている人だってヒリヒリするでしょ」とコメント。役者としての生田にとって、この“ヒリヒリ感”は重要なキーワードになっているようで、例えば映画『ハナミズキ』(2010)では漁師を目指す青年を演じるために漁師の実習を受け、撮影のない日も役になりきるためにロケ地の北海道・釧路で生活。同じく映画『脳男』(13)の撮影時には感情を持たない主人公の“死んだ目”を再現するために引きこもり生活をしばらく続けた……など、役作りに関するエピソードには事欠きません。

生田は、ライブやフェスにも頻繁に顔を出す熱いロックファンとしても知られており、人妻であるマキシマムザホルモンのナヲとの“手つなぎデート”をフライデーされた過去も。インタビュアーの“最近見たおもしろい人は?”という質問に「バンドマンの人たちと会うことが増えて、彼らと話しているとおもしろいです。仕事の環境が違うから」と回答。ミュージシャンたちが日々スタジオでリハーサルではなく練習を重ねていることに触れ、「俺たちは、ある舞台のための稽古はあっても、お芝居が上手くなるための練習ってなかなかないから」「そういうのを見ると、俺もなんかやらなきゃって、ジムに行ったりしちゃうんですよ」と語っています。

“つねに演技のスキルアップを意識しているのか?”という質問に「いつの日からか、そういう脳みそになってしまったみたいです」と笑っていましたが、バランスよくさまざまな活動をこなす今どきの若手俳優たちと比較して、これほど“役者バカ”という言葉がしっくりくる人物はそういないのではないでしょうか。最初から本人が意図していたわけではないにせよ、ジャニーズ=歌&ダンスという枠を外れて活動し、ジャニーズ初のキネマ旬報ベストテン新人男優賞やブルーリボン賞新人賞を獲得するなど、一目置かれる存在になった生田。11月にはHey!Say!JUMP山田涼介らと共演する伊坂幸太郎原作の映画『グラスホッパー』の公開も予定されていますが、そこでまたどんな新しい顔を見せてくれるのか、大いに期待したいところです。

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コメント

  1. keiko kimuraより 2015年06月16日 8:55 PM

    何時も生田斗真さんの映画がやドラマみてます。

    映画やドラマにで活躍してる姿をみてると癒されるのでこれからもTVや映画に活躍してください(*^-^*)

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