5月1日に行われたコンサート『ジャニーズ銀座2015』で、今後は「シックストーンズ」というグループ名で活動すると発表したジャニーズJr.の高地優吾、京本大我、田中樹、松村北斗、ジェシー、森本慎太郎。その後、表記は「SixTONES」と書いて「ストーンズ」と読むことが改めて発表されましたが、グループ名発表までの経緯について、メンバーが6月5日発売のアイドル誌で語っています。



これまで彼らは、深夜ドラマ『私立バカレア高校』（日本テレビ系、2012年4月～6月に放送）に出演したことから、通称「バカレア組」と呼ばれていました。一度はユニット解体の危機も見られたものの、3年越しでグループ名を付けられたことにメンバー自身が一番喜びを感じているようです。

「POTATO」2015年7月号（学研パブリッシング）に掲載されている「ジャニーズJr.の対談部屋へようこそ」のジェシー＆森本の対談によれば、今回の命名はジャニー喜多川社長の一言から始まったそうで、

ジェシー「ジャニーさんから、通称“バカレア組”の6人に『名前を付けよう』って言われて、みんなでいろいろ話し合ってたんだよね」
森本「そうしたら、ジャニーさんが『6つの音域（トーン）で“シックストーンズ”って言って」
ジェシー「そして“ストーンズ”って言葉も入ってるから、ストーンズ＝宝石っていう意味合いもあるじゃん、って」
森本「6人の“シックス”と宝石の“ストーンズ”どちらにも解釈できるっていうね」

と、経緯を明かしています。ジェシーいわく、音階の最初の「ド」の音は6人が集まったときの音で、レからは6人それぞれが持っている音、最後のドは「ファンの音」と位置付け。「つまりファンのみんながいないと音階が完成しないってこと」（森本）というロマンチックな設定も隠されているようです。

ジャニー社長といえば、ネーミングセンスが独特であることはファンも周知の通り。3月の『SexyZone Sexy Power Tour』で発表された井上瑞稀、稲葉愛弥、橋本涼による「中3トリオ」は、ジャニーズファンからも「相変わらずのネーミングセンス」と話題になったばかりです。「Wink up」7月号（ワニブックス）のジェシー、京本、田中のインタビューページでは、ジェシーがグループ名について「宝石とか音とか、ふたつの意味がかかってて。オシャレだし、おもしろいよね」と切り出すと、京本は「オシャレでありがたい（笑）。ジャニーズのグループ名は奇抜さで勝負してるものが多いからね」「最近で言うと、“中3トリオ”とか。オレらの名前はアタリです（笑）」と、“中3トリオ”を名指しで比較。「SixTONES」メンバーもジャニー社長提案のグループ名に満足気な様子です。

また、「duet」7月号（ホーム社）にも、バカレア組改め「SixTONES」としての活動開始に向けた6人の「スペシャルメッセージ」が掲載されており、

「またみんなでドラマやりたいな。でも、やっぱりライブがいちばんやりたい！　見に来てくれた人、全員に『楽しかった』って言ってもらえるステージ、いつか実現させるよ」（田中）
「おたがいを『メンバー』って言い合えるようになったのはうれしいよ。でも、仲間でもあり、ライバルでもあるからさ。大事なのは、“甘えないこと”。それぞれの個性を強くしたい！」（ジェシー）

などと、心境や今後の目標をコメント。それぞれに野望は尽きないようで、松村は単独ライブや舞台、ラジオ番組を目標に挙げたほか、高地は「この6人で雑誌の表紙を飾りたい！」と、再スタートに意欲満々。

6月5日には、Jr.内ユニット「Mr.King vs Mr.Prince」（平野紫耀、永瀬廉、高橋海人、岩橋玄樹、神宮寺勇太、岸優太）の結成が発表され、ますます勢いを増すジャニーズJr.たち。ここへ来てようやく正式なグループ名を付けてもらったSixTONESの面々は、今後グループとしてどんな活動を展開していくことになるのでしょうか？　まずは単独ライブがデビューへの第一歩となりそうですが、はたして……？