生き字引・近藤真彦が分析するジャニー演出は、「いい意味でのワンパターン」!?

2015.7.21

和演出のワンパターンが苦しくなってきたジャニー演出



<ジャニタレ掲載誌チェック!!>

デビュー35周年を迎えた近藤真彦が、久々に「オリスタ」7月27日号(オリコン・エンタテインメント)の表紙に登場。発売中のアルバム『三十五周年 近藤真彦×伊集院静=二十四曲』のリリースを記念して、インタビューや読者からの質問に答えています。



「愚か者」(1987)など、作家・伊集院静が作詞を手がけた楽曲を集めた今作のレコーディングには、かつてのたのきんトリオの盟友・野村義男のほか、ジャニーズアイドルで結成されたのバンド「ギャングス」のメンバー長谷部徹や松原秀樹、曾我泰久ら先輩たちも参加。「ヨッちゃん(野村)なんか、先輩がズラリと揃う現場で、『呼ばないでよ、こんなところに』」って言って、カチンカチンになってた(笑)」といったレコーディング秘話も明かしています。

年末の『ジャニーズカウントダウン』では後輩たちが彼のヒット曲を歌うことが恒例になっていますが、「アンダルシアに憧れて」(89)など、マッチ楽曲にはダンディズム漂う独特の魅力があります。本人はその特徴を「時代時代に流行って来た音楽に左右されないところがいいんだと思う。ダンスミュージックが流行ろうが、ラップが流行ろうが影響されずに“近藤真彦の曲はこの曲でございます”ってスタッフが貫き通してくれた」と解説。例えば2014年リリースの最新シングル「千年恋慕」は情熱的なラテンテイストのナンバー。確かに昨今のヒットチャートの傾向とはまったく重なりませんが、マッチらしさが存分に詰まった楽曲でした。

また、読者からの「夢を実現させるために必要なことは何ですか?」という質問に対し、「すぐに夢は手に入らない。時間をかけてじっくり取り組むことじゃないかなぁ」「僕は、実はじっくり時間をかけて実現させてきたようには思われないタイプだけど、実はそういうタイプです。レースだって、もう何十年もやってるし」とコメント。現在全員がアラフォーになったSMAPよりも先に、ソロとして“アイドルを長く続けること”を実践していたのが他ならぬマッチ。近年では舞台『DREAM BOYS JET』(13)でのKis-My-Ft2メンバーとの共演も記憶に新しいですが、「(後輩たちの存在に)今いちばん励まされてるし、刺激を受けてる気がするね」「『マッチさん、カッコ良くいてもらわなきゃ困りますよ』的な無言のプレッシャーもあって」と、後輩たちとの関係性にも触れています。

コンサート時のフライングのような派手な演出を、導入直後から体験しているジャニーズの生き字引的存在である彼ですが、「ジャニーさんの演出って、火を使ったり、水を使ったり、バイクを使ったり、昔から変わってない。ただ昔はそれがフェイクだったのが、本物を使えるようになっただけで」などと振り返っています。そしてその“いい意味でのワンパターンさ”について「僕の歌と一緒で、なにが流行ったということじゃなく、キラキラの衣装とかさ、ジャニーズの王道を貫くことで、逆に歳月を重ねても古くならないスタイルが出来上がったってことだと思います」とも考察。

先ごろ51歳を迎えた、まごうことなき“史上最年長アイドル”。以前はレーサーとして、最近ではトライアスロンの日本代表に選ばれるなどタレント活動以外の仕事も目立ちますが、ジャニーズというブランドが長く世に愛されることを証明した彼は、ある意味王道のジャニーズタレントと言えます。一見、自由奔放でありつつ、頑なにブランドカラーを守ってきたストイックな側面をもかいま見られる今号の記事を読めば、“マッチさん”に対するイメージが変わるかも?

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コメント

  1. ゆうより 2015年07月25日 8:00 PM

    歌舞伎と同じだよね、様式美の世界。

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