キムタクは「ヘタな冗談では書けない」!? SMAP香取慎吾のブログ本から見える距離感

2015.7.28

末っ子ならではの悩みがあるようです



<ジャニタレ掲載誌チェック!!>

7月30日に初のブログ本『慎語事典 SD SHINGO DICTIONARY VOLUME1』(小学館)を発売するSMAP香取慎吾。「オリスタ」8月3日号(オリコン・エンタテインメント)では、この単行本に込めた思いやこだわりなどについてじっくり語っています。



文章中に暗号のようにメッセージが隠されていたり、本の表紙をめくったページにブログ更新頻度のカレンダーがついていたり、と“仕掛け”の詰まった同書。通常なら編集者に任せるところを、本人が本の装丁やページのレイアウトにまで携わり、「初めてなんです。ここまで本を作るの。だから“なんでこんなにやることがいっぱいあるんだろう”って」と、隅から隅まで手を抜かずにこだわった作品であることを語っています。

人一倍器用で、古くは『サタ☆スマ』(フジテレビ系)で“慎吾ママ”として料理の腕前を披露したり、現在でも『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)での司会を務めたりとマルチな才能を発揮している香取。今回の仕事をしたことで、「文章を書いたり絵を描いたりして、それを本にするのがいちばん好きな仕事かもしれない」と気付いたのだそう。そしてその作業はコンサートの構成や演出プランを考える作業に似ているとも語っていて、「読んだ時に“こう思うんだろうな”とか、“これは気付かないんじゃないかな、でもこうしといたら後々気付くかな”とか(笑)。みんながどうしたら楽しんでくれるかなっていうのを考えながら、作ってますね」とコメント。

また、この本の中でよく表されているのが、メンバーとの関係性。例えば、「親友」と呼び合うほどにプライベートでも親交の深い草なぎ剛や、キャラクター的にイジりやすい稲垣吾郎は文章中にも多数登場しているそうですが、香取と4歳離れた“年長組”の中居正広や木村拓哉についてはなかなか触れにくいのだとか。

草なぎについては「(写真が多いのは)『いいじゃん、撮らせて撮らせて!』って言えちゃうからで。だけど文章に関して言うと、(中略)家族じゃないけど、“ウチのアイツがさあ”っていうのをこういうところで書くのはちょっと……みたいな(笑)」、逆に稲垣については「『写真撮っていい?』って言って、ミラーの前で『ちょっと待って』ってチェックされてもね」といいつつも、文章中の登場率は最多で「さすが中間管理職(笑)、ホントに書きやすいんだと思います」「やっぱり、吾郎ちゃんのこと好きなのかなぁ」などと分析しています。

かたや木村については、「ちょいちょい書いてるんだけど、ヘタな冗談では書けない。『キムラ元気?』とは書けないじゃないですか!」と構えて書くそうですが、他人との距離感が難しい中居については「(写真を)中居くんには頼もうとも思ってません!(笑)」「(草なぎや稲垣に比べて)中居くんはもう別世界じゃないですか」とバッサリ! 中居は先ごろ幕を下ろした香取&草なぎの二人芝居『burst!~危険なふたり』にもメンバーの中で唯一姿を現さなかったそうですが、「(舞台などに)来ないことをネタにしすぎたなっていう反省が、ちょっとあるんですよ。ネタにすればするほど、彼は来ないと思うんで(笑)」とも語っています。

ちなみに約3年間、500本のブログをまとめたこの本の中で、SMAP全員がそろった写真が出てくるのは2013年の伝説の“5人旅”の時(フジテレビ系『SMAP×SMAP』の企画)のわずか1回のみ。メンバー間の距離感がネタになればなるほど、5人が共に旅をし、温泉での裸の付き合いや相部屋でのお泊りなどを公開したあの企画が、どれだけ異例なものだったかがわかります。同書は“VOLUME1”と銘打たれていて早くも次回作が期待されていますが、次回作でもそんなとっておきのコンテンツを期待したいものです。

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