デビュー前にバックダンサーを務め、1993年～96年に放送されたバラエティ番組『キスした？SMAP』（テレビ朝日系）で共演するなど、SMAPと接点の多かったKinKi Kids。09年には『SMAP×SMAP』（フジテレビ系）内のコーナー「BISTRO SMAP」に初の後輩ゲストとして出演し、SMAPのコンサートで中居正広が会場のファンに「キンキのこともオレたちみたいにちゃんと応援してあげてね」と語ったという感動的なエピソードを披露した。中居は自身が司会を務めた昨年8月放送の『音楽の日』（TBS系）にKinKi Kidsがゲストで登場した際にも、「本当に直の後輩」「すごい好きな後輩ですよ」と久しぶりの再会を喜ぶなど、仲の良さがうかがえた。



最近では音楽特番などでしか顔を合わせることのない両グループだが、稲垣吾郎がラジオ番組『STOP THE SMAP』（文化放送、14年12月4日放送）で明かしたところによれば、裏では話をする機会もあるよう。堂本剛がSMAPの楽屋へあいさつに来た時、趣味でギターを始めた草なぎ剛が「剛くん、ギター教えてよ」と声を掛けるなど“剛”コンビでギタートークに花を咲かせていたという。

そんな堂本剛は、発売中の「オリスタ」9月7日号（オリコン・エンタテインメント）で、SMAPに対する熱い思いを爆発させている。

アイドル像やKinKi Kidsの活動を語るインタビューの中で、「アイドルとして先輩である、SMAPさんの背中を見て学んできた部分もありますか？」と問われると、「SMAP兄さんは、自分の中ではお兄ちゃんなんですよね。もしも家族にお兄ちゃんがいたとするならば、っていう感覚で見てる感じなんですよ。（中略）実際にお仕事をご一緒する機会はあまり多くはないのですが、例えば自分が迷ったときとか、直接的にお話を聞いていただかなくても、テレビで拝見するだけで急に元気が出てきたりする。そういう不思議な力を持ってるんですよね。お兄ちゃんが頑張ってるから、お兄ちゃんがいるから大丈夫って思える存在ですね」と、熱弁。先輩がアイドルとして走り続けている姿を見て、刺激や元気をもらっているようだ。

また、KinKi Kidsの剛と光一は現在36歳で、SMAP最年長の中居は43歳、最年少の香取慎吾は38歳だが、直接話をする機会には「同世代になったんだから、お前も体には気をつけろよ」と、健康に関する話題を振られるようになったとか。しかし、剛は「僕らも年齢を重ねてるけど、『そうっすね』とは言えないし、頭が上がらないですね。これからも、直接的に関わらなかったとしても、弟はたくさんのことを勝手に見て、学んで、覚えていくんだなって思ってます。僕が勝手にそういう存在にしているのかもしれないけど、お兄ちゃんと思える方達がいて下さることが僕にとっては大きな幸せですし、機会があればまたお仕事をご一緒させて頂きたいなと思っています」と、尊敬する“SMAP兄さん”との共演を切望していた。

古くから応援しているファンの間では、2組の絡みを望む声は根強い。再び『SMAP×SMAP』にKinKi Kidsがゲスト出演するか、もしくはロケバラエティー『KinKi Kidsのブンブブーン』（フジテレビ系）にSMAPが出演するようなサプライズに期待したい。