「ジャニーさんのうれしそうな顔は忘れない」Kis-My-Ft2の“運命的”なグループ結成秘話
2015.10.23
「POTATO」2015年11月号(学研プラス )にKis-My-Ft2が登場。メンバーの玉森裕太が主演を務める恋愛映画『レインツリーの国』の公開(11月21日)にかけて、7人全員で「胸キュン対談」をしている。
まず最初のトークテーマは、「運命的な出会い」。Kis-My-Ft2というグループ名自体がとてもユニークだが、「このメンバーだから、それぞれの頭文字でグループ名になってるわけでしょ。二階堂がいるからいきなり『2』が付くっていう斬新さも運命だよね」(北山宏光)、「頭文字がないのに無理やりいれました感がいい(笑)」(千賀健永)、と「2」である二階堂高嗣をイジる。しかし、二階堂は「キャッチーでいいじゃん」と肯定し、宮田俊哉も「名前を発表したときのジャニーさん、“2”をすごいうれしそうに言ってたもんね」と振り返る。二階堂は「オレはあの笑顔を忘れないよ」と言っていたが、これには彼なりの思いがあるようだ。
メンバーのインタビュー集『裸の時代』(集英社)では、正式にグループ名が発表される前の撮影時点ではグループ名に「2」が付いておらず、メンバーが自身の頭文字が書かれた風船を持たされる中、ひとり「.」のパネルを持たされたと話していた二階堂。「自己紹介、どうすればいいんだ」と悩んでいた彼に、数日後朗報をもたらしたのはジャニー喜多川社長。「グループ名、決まったよ。ツーだよ、ツー」と、グループ名に二階堂のポジションを与えてくれたのだ。当時の心境を聞かれた彼は、「マジで感謝してます。社長には。あんなに忙しい人が、俺のために、何分間か、何時間か使って考えてくれたってことですから」と頭が上がらない様子。今回の座談会での「オレはあの笑顔を忘れないよ」は、“感謝の気持ちを忘れない”という意味を含んでいるのだろう。
座談会でそもそもこのメンバーでグループを結成したこと自体が運命だという話になると、北山が「宮田って結成前に一瞬このグループから外されかけてなかった? メンバー候補が書かれたホワイトボードで宮田の名前が脇のほうに小さく書かれててさ」と真相を追究。宮田は「そう、結構ギリギリだったのよう、オレは(笑)。今ここにいることこそまさしく運命だよ」と笑っていた。
今では笑い話となっているが、前述『裸の時代』では、この時の心境を宮田は「劣等感しかなかったです。運がいいだけだって」と語っている。例のホワイトボードには「K北山」「S千賀」などグループ名を形成するアルファベットと、それを頭文字に持つメンバーの名前が書かれ、メンバー選考の跡が生々しく残っていたのだとか。そんな中で「Mのとこだけ、Jr.の名前がいくつか書いたけど消した跡があって、俺の名前が残ってて。本当になんか運いいなって」と、他のメンバーと異なり、なんの実績も他グループ経験もなかった自分が選ばれたことに複雑な思いを抱えていたよう。
今回の座談会の後半では、「彼女以外の女の子に恋愛の相談をするか?」という話から、「ちなみにオレね、後輩からも相談されたことないよ」とあっけらかんと語っていた宮田。しかしエンターテイナーとしての成功に不可欠な“運”を持ち、いまや「アニメ好き」「玉森好き」「あざといキャラ」として個性を放つ彼の葛藤やその乗り越え方は、後輩への金言となるはず。後輩から相談された際には、ぜひとも親身なアドバイスを送ってほしいものだ。
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