メンバーの組み合わせでまったく違う? 中居正広が語る、“SMAPの飛び道具”草なぎ剛の魅力

2015.12.23

中居くんさえ振り回す、魔性の5歳児

 年末向けの特番が数多くオンエアされているこの時期。「オリスタ」12月28日号(オリコン・エンタテインメント)にはジャニーズきっての名MC・中居正広(SMAP)が登場。テレビ番組との向き合い方や、特番シーズンならではの裏話を語っている。



 この年末、中居は得意のスポーツ関連を中心に10本近い特番に登場。21日にオンエアされた『Xmasスペシャル 中居正広が結婚を考える夜』(フジテレビ系)など、じっくり語るタイプのトーク番組もあるが、トークに関しては「僕自身は、ハプニングは一切求めないです。(中略)脱線したほうが、スキのある、本音のコメントが聞けるとか思われがちですけど、僕は来てくださるゲストの方にケガして帰って欲しくはないので」と持論を語っている。中居のMCとしての安定感は、“無理なアドリブを相手に強要しない”というこのスタンスにあるのかもしれない。

 逆にアドリブの多いSMAPメンバーについても語っている。去年の“紅白”で客席前の審査員席に降りて会場を盛り上げたときの真相は、「草なぎ(剛)くん1人が客席に降りたから、そのままだと4対1になっちゃって浮いてしまうので、香取(慎吾)くんとアイコンタクトして“俺たちも行くか”みたいになって」と告白。

「草なぎくんのスイッチはいつ入るか本当にわかんないんですよね(笑)」と笑っているが、さらに2015年の番組を振り返る流れで、特に記憶に残っている番組の一つが草なぎ、香取と3人で出演した『スマシプ!全然ゆるくないバスの旅 秋の3時間SP』(テレビ朝日系)。「5人でいるときと3人でいるときとでは、全然テンションが違うんです。3人だと草なぎくんがよくしゃべったりとか(笑)。あの振り切れた感じは5人のときはないので、おもしろいんですよ。それをちょっと番組でやりたかった」と説明。この番組は、3人それぞれがテレビ朝日でレギュラー番組を持っていて、共通のスタッフがいることもあって実現したそうだが、信頼できるスタッフと組みつつも彼ら任せにはせず、企画や見せ方を考えているあたりにプロデューサー気質がうかがえる。

 そのほか、かかわったスポーツ番組の中でも記憶に残っているのは『世界野球プレミア12』のナビゲーター。さまざまな選手にスポットが当てられるこの番組でチェックしていたのは、「スター(選手)に限らず、です。むしろ僕はスターじゃない方に目がいっちゃいますね。二軍の選手とか、これから出てくるだろう選手とか、全部把握することが大事なんじゃないか」とコメント。この“原石”を見つけようとするスタンスには、Kis-My-Ft2の“じゃないほう”だったメンバーを舞祭組として光らせたセンスの片鱗が垣間見えて興味深い。

 またスポーツ番組であまりよく知らない競技を扱う場合には「『わからないので教えてください』というスタンスです。知ったかぶりはしない。(中略)世間の人との目線を同じにしたいというのがありますし」とのこと。ベテランだからとカッコつけず、視聴者の目線でトークを進めるというこの言葉からも、中居がさまざまな番組で重宝されている理由が伝わってくる。

 今号にはそんなストイックな中居がとびきりの笑顔を見せた『中居正広の6番勝負!侍ジャパン&なでしこ&五輪メダリストと夢の対決SP』(12月19日オンエア、日本テレビ系)の収録レポートや、“SMAPの飛び道具”として語られている草なぎのインタビューなども掲載。中居の仕事を立体的に見られる構成になっているので、熟読してみては。

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