1月13日付のスポーツ紙が、SMAPの“解散”危機を報じている。報道によれば、SMAPの“育ての親”ともいわれるチーフマネジャー・飯島三智氏がジャニーズ事務所を退社する意向で、それに伴ってメンバーの中居正広、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾も“独立”。木村拓哉のみがジャニーズに残留する方向だという。SMAPは今年9月でCDデビュー25周年を迎える予定だが、降って湧いた“解散”報道に、ファンは衝撃に包まれている。



　同日付のスポーツニッポンによれば、飯島氏は12日までにジャニーズ事務所の子会社「ジェイ・ドリーム」の取締役を辞任しており、来月下旬までにジャニーズ事務所を退社する方針。この動きに同調した木村以外のメンバー4人も事務所に退社の意思を伝えたという。一方、残留するとされる木村については「女性マネジャーには恩義を感じているものの、ジャニーズ事務所に育てられたという意識は強く、同事務所に残るのが筋と判断したようだ」と、報じている。

　SMAPの解散・分裂の危機は日刊スポーツでも伝えており、いずれも騒動の発端となったのは、昨年1月の「週刊文春」（文藝春秋）に掲載されたメリー喜多川副社長のインタビューだと指摘。同誌ではメリー氏の娘で嵐やTOKIOらをマネジメントする藤島ジュリー景子副社長と、飯島氏による“後継者争い”や、事務所内の派閥問題について直撃。メリー氏はインタビュー中に飯島氏を呼びつけ、叱責する一幕もあった。この一件が引き金となり、現段階でグループは分裂危機にあると2紙は伝えている。

　報道を受け、ファンは「解散なんて有り得ない！」「メンバーの口からコメントが出ない限り、解散なんて信じない」「事務所は辞めてもいいけどSMAPは5人で続けて」などと悲しみの声が相次ぎ、「SMAP解散報道は今まで何回もあったけど、今回は各紙が一斉に報じていて今までと毛色が違うから心配」と驚きを隠せないファンが続出。

　昨年大みそかには東京・赤坂サカス内で開催された「SMAP SHOP」に、“2TOP”こと中居＆木村がそろってサプライズ訪問したことが話題となっていたが、「年末に2TOPがスマショ行ったのもそういうことなのかな、とか勘ぐってしまう…」「今思えば2TOPのスマショ来場もこれの前触れだったの？」と、複雑な心境になるファンも。

　また、今回の報道を機に、Twitterではジャニーズの長男坊こと、近藤真彦の発言も注目を集めている。昨年12月14日放送の情報番組『今日感テレビ』（RKB毎日放送）では、近藤がコンサートツアーの打ち上げで、関係者に「これからジャニーズ大変な時期になってきますけど、僕をはじめ、後輩たちもよろしくお願いします」と挨拶したと紹介していたそうで、Twitterではジャニーズファンが「マッチさんが言ってた『ジャニーズは大変な時期に入る』ってこのことだったのかな」「『ジャニーズは大変な時期』と予告してたのはこれか……」と、騒然となっている。

　スポーツニッポンでは、事務所関係者の「現段階でグループは分裂状態にあるが、今後の話し合い次第では全員が残る可能性もわずかにあるかもしれない」というコメントを掲載しているが、果たしてSMAPの今後は――？　続報に注目が集まる。