「オリスタ」2月1日号（オリコン・エンタテインメント）の表紙を飾っているのは、放送中のドラマ『家族ノカタチ』（TBS系）で主人公・大介を演じている、SMAP香取慎吾。グラビアでは、デザイン会社に勤める大介を思わせるスタイリッシュなスーツ姿や、ワークアウトのシーンで着ているようなシンプルなジャージ姿も見せている。



　取材はSMAP解散騒動前に行われているのか、その件に関してはまったく触れられていない。しかし“自分を含めたSMAPメンバーをどう捉えているか”という質問への答えに、SMAPメンバーとの関係性が見えてくる。

　ドラマでの役は、神経質で独身をこじらせた“こじらせ男子”だが、香取本人にも大介さながらに「シャンプーの向きとか、ちゃんと揃えたりしているかも。（中略）ホント自然にやってたんだけど……」と、日常生活においても細かく、決まったルールがあるのだそう。そして、間もなく39歳の誕生日を迎える彼の“理想の誕生日の過ごし方は？”という読者の質問に対する答えもなかなか秀逸。「みんなからの『おめでとうございまーす！』の準備に“気付けない”日でありたいですね。（中略）時々ね、ちょっと準備がうまくいってなかったとき。チラッと花束とかが見えて、“あ、来るんだ”みたいなときが、ちょっとめんどくさいんです……」。国民的アイドルグループの一員という立場上、仕方ない部分もあるかもしれないが、まさに“こじらせ”感が漂う回答だ。

　そして各メンバーとの関係性がよく見えるのが、“SMAPメンバーを○○男子と名づけるなら？”という質問への回答。草なぎ剛は現在、最高にモテていることを香取に自慢してくる“モテ男子”だそうで、「ワケわかんない。中学生じゃないんだから（笑）」と苦笑いしていたが、対照的に「木村（拓哉）くんは“本当のモテ男子”。木村くんから『オレ、モテるんだよ』なんて今まで聞いたこともないですし（笑）」と、テレビで見るようなイメージのままだと語る。

　そして、話題が豊富で年上の友人も多い稲垣吾郎は“大人男子”。「テレビ番組ではよく『二人でずっとはいられない』『あまり話せない』と言っているけれど、実は二人でいちばんいろいろ話してみたい、お兄さん的に思っていて」と告白している。リーダー・中居正広は、“人見知り男子”。番組の司会役として評価の高い中居だが、人間関係において独特のこだわりを持っているのは広く知られているところだ。香取も「人見知りなんて簡単な言葉じゃ済まないような感じ。触れられるのも好きじゃないし。雑誌の撮影で隣が草なぎだったら肩に手を置いたりするけど、中居くんだったら、カメラマンさんから指示されない限りやらないかも（笑）」というほど、緊張感のある間柄なのだという。

　草なぎとは親しい仲にあるものの、他のメンバーとは距離感を保った付き合いを続けてきたことを感じる、香取のインタビュー。最後に今後の活動について問われると、草なぎとのラジオ番組『SMAP POWER SPLASH』（bayFM）が20周年を迎えたため、「時期を見て何かできたらいいですね」と語るのみにとどめていたが、今後のSMAPははたして……？