「信頼できる人はいますか?」、Kis-My-Ft2宮田俊哉が14歳へ向けて書いたマンガの魅力が熱い!
2016.2.5
ジャニーズきっての“アニメオタク”といえば、Kis-My-Ft2宮田俊哉。「ジャンプ読まないんだったら日本から出てけよ!」という、『ジェネレーション天国』(フジテレビ系 2013年8月5日放送)での過激な発言で一躍脚光を浴び、アニメグッズに多額のお金をかける“ラブライバー”(メディアミックス作品『ラブライブ!』のファンの総称)として、ジャニーズファンのみならず、一般層にまでその“ガチオタ”っぷりが広まっていった。
そんな宮田がアニメの世界に、そしてオタクの世界に踏み込むきっかけとなった作品を、『マンガがあるじゃないか わたしをつくったこの一冊』(河出書房新社)で紹介している。
この本は、“戦争”や“消費税”といった難しいテーマを、10代にもわかりやすく読めるように作られた「14歳の世渡り術」シリーズの最新刊。脚本家・木皿泉や読書家で知られる芸人の光浦靖子、そして 東京大学大気海洋研究所の佐藤克文氏ら28人の識者とともに、宮田がおすすめのマンガについてつづっている。
「学校生活は楽しいですか? 好きな人はいますか? 心から信頼できる人はいますか?」という書き出しからスタート。宮田が紹介するマンガは、学生時代に読んでおきたかったという、『とらドラ!』(竹宮ゆゆこ・絶叫・ヤス、KADOKAWA)である。高校を舞台に男女5人の成長を描いた学園ラブコメディで、ライトノベルを原作とし、マンガ・アニメが展開されている。「自分に子供ができたら絶対に読ませるし、学校の先生にも読んでもらいたいと思う名作です」と絶賛するほど、宮田を虜にしたというこの作品。些細なシーンを丁寧に描いているという点や、心情描写が巧みですべての登場人物を好きになる、と魅力を語っており、宮田自ら実写化のキャスティングまで提案している。
そして宮田は、「この作品には『目に見えることは本当なんかじゃない』っていうことがあちこちに出てきます」と紹介。さまざまな家庭環境で育った登場人物たちが、「目に見えること」にとらわれず、わかり合い、信頼を積み重ねていく。そんなストーリーが、結成11年目を迎えたグループKis-My-Ft2の宮田だからこそ深く響くのだろう。
「本音を言い合える相手なんてそう簡単に見つからないんだけど、でもだからこそ相手のことを思いやって、自分の気持ちを伝える勇気を出す。そうすれば立場が違う人ともわかり合うことはできるし、誰でもきっと幸せになれる」と宮田がつづった言葉は、結成当時は尖っていた彼らが少しずつ結束し、今の活躍に至るまでの話をしているようでもある。
アイドル誌やラジオなどではなかなか聞くことができない、宮田の熱くまっすぐな思いがつづられた本書。アニメに興味のなかった人も、宮田のアテンドで新たな世界が開けるかもしれない。
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名無しだJより 2016年02月09日 7:46 AM
漫画を書いたのか 漫画についての本を書いたのか インタビューでコメントしたのか 非常にわかりにくい記事