Kis-My-Ft2の派生ユニット・舞祭組のプロデュースを手掛けるなど、ジャニーズ事務所の後輩育成にも長けているSMAP中居正広。意外な後輩との交流エピソードが、ファンの間で話題になっている。



　その後輩とは、NEWS手越祐也。彼は「Myojo」2016年5月号（集英社）の連載「NEWS Fantastic 4 rooms」で、「最近、いちばん焦ったことは何ですか？」という質問に、「昨日、『世界の果てまでイッテQ！』の楽屋に、いきなり中居（正広）くんが来た！」と告白。メイクをしていた際にスタッフから「ナカイさんがあいさつに…」と言われるも、番組レギュラーのお笑い芸人・出川哲朗のアシスタントとして出演する「出川ガールズ」に「ナカイさんってコが入ったのかな…」などと深く考えずにいたそうだが、そこに現れたのがまさかの中居。

　手越といえば、サッカー番組『サッカーアース』（同）のMCを務めるなど、大好きなサッカーの魅力を伝える番組にも出演しているが、「年末の、俺がキャスターとして出てたクラブワールドカップの放送を見ててくれたみたいで、もっとこうしたほうがいいんじゃない？っていうアドバイスをくれて、それだけ言い残したら、突然出ていっちゃった。焦ったよね～（笑）。こっちが楽屋へあいさつに行くことはあっても、中居くんが俺の楽屋に来るってことはありえないから、本当にビックリした」と、明かした。具体的な内容については触れなかったものの、それだけ中居の訪問自体が珍しいことだったようだ。

　手越はかつて中居がMCを担当した音楽番組『うたばん』（TBS系）などに出演経験はあるものの、仕事上では結びつきの薄い。接点の少ない2人だけに、双方のファンからは「中居くんが『イッテQ』の楽屋なんて珍しい」「手越の楽屋に中居くんが来てアドバイスしたっていう話が胸熱。中居正広後輩想いすぎる」「今は絡みが少なくてもちゃんと見ててくれるのうれしい。共演してほしいなぁ」「中居くん、手越くんに何のアドバイスしたんだろう？」などと、驚きの声が漏れている。

　そんな中居は、野球好きが高じて野球関連の番組に多数出演するほか、TBS系のオリンピック番組のメインキャスターに何度も抜てきされている。手越とは得意とするジャンルは違えど、スポーツ番組のキャスターを務めた経験から、中居なりに改善すべき点が目についたのかもしれない。

　「TVガイド」2016年4月1日号（東京ニュース通信社）のインタビューで、中居は、番組共演の多い舞祭組メンバーについて「おしゃべりがすごく面白くなってきて、変な言い方だけど、ちゃんとプロレスができるようになった。前までは僕のことが怖いっていう方が強かったんでしょうけど、最近は怖いを超えてトークでプロレスができるようになったので、良かったなと思います。もう一声ですけどね。まだまだ伸びしろがあるし、もっともっと面白くなると思います」と、成長に目を細めていた。この発言からも伝わるように、中居は舞祭組はもちろん、普段から自分とあまり関わりのない後輩のトークや振る舞いまで冷静に分析しているのだろう。

　現在のジャニーズは、SMAPのチーフマネジャー・飯島三智氏の退社により、マネジメントが藤島ジュリー景子副社長に一元化。これまでファンを悩ませていた“派閥”問題も解消したとされているが、中居と手越の共演が見られる日は近いうちに来るだろうか？