ジャニーズ事務所には、NEWS手越祐也やSexy Zoneのマリウス葉のように入所後1年未満でデビューする“エリート”もいれば、A.B.C-Zの年長4人のように10年以上を要した“苦労人”もいる。Kis-My-Ftは、A.B.C-Zに次いで下積み期間が長かったグループで、中でもメンバーの北山宏光は入所自体が遅かったこともあり、25歳でデビュー。ジャニーズの中でもかなりの遅咲きといえる。

　童顔のため若く見られがちな北山だが、今年の9月で31歳となり、脂が乗ってくる年齡である。ファンは年齢を気にするそぶりもないが、どうも本人は年齢の話を気まずく思っているよう。昨年8月12日深夜に放送されたラジオ番組『キスマイRadio』（文化放送）では、遠慮もあるのか、コンサートで誕生日を祝われるのが「本当に嫌」と声を張り上げていた。

　今年5月16日には、メンバーの横尾渉も30歳を迎えた。18日深夜に放送された『キスマイRadio』では、横尾の誕生日から、再び年齡の話に。30歳を祝われた横尾は、「言わなくていいよ。今思った、ずるい！　なんで北山さんの時は（誕生日の話を）伏せるの？　オレ、周りで『北山さんの歳をあまり言わないでください』って言われてんの」と、まさかの“北山の年齡NG”を暴露。これが北山に火を点けたのか、熱く持論を展開した。

　「僕、思うんですけど、“ステージエイジ”というのを決めて、例えば16歳から歳をとらないって、不思議な感じにやっていったほうがいいと思うんですよ」と主張し、本当の年齢はWikipediaで公開することを提案。

　また、誕生日を迎えたばかりの横尾も「（30歳になっても）結婚するわけでも、子どもが生まれるわけじゃない。ただ日が過ぎて年取っただけでもない。だからあんまここから何かしようっていう（目的が）ないよね」とコメント。さらに2人は、“いつから大人なのか？”という話を展開し、最終的には「ずっと子どもでいたい」というピーターパンのような結論を出していた。

　女性にとって年齡の話題はセンシティブな話題であるが、2人の話を聞いていると、男性アイドルにとっても気まずい話題なのかも知れない。しかし、アイドルの高年齢化が進んでいると言われている昨今、素敵に年を重ねれば“味”となって出てくるだろう。