4月29日～5月31日、約1カ月間続く『ジャニーズ銀座』。Jr.内ユニットがそれぞれ座長となり、個性豊かなステージを繰り広げている。公演の前からすでにユニットを組んでいるメンバーもいれば、この公演で突然ユニットとなるメンバーもいるため、毎年早くからファンの注目を集めている。そして今回、突如誕生したユニットが、Love-tune（ラブ・トゥーン）である。



　Jr.の中でも経験豊富なメンバーが集まったこのユニットグループは、MCもこなせる安井謙太郎、舞台で主演も務める演技派の真田佑馬、ダンスが得意な森田美勇人、ドラムの腕前が光る萩谷慧悟の4人で構成されている。ジャニー喜多川社長が命名したこのユニットは、Love（愛）とtune（旋律、調和）という音楽を連想させる単語を使ったというだけあって、バンド形式のパフォーマンスもできるグループとなっている。

　そんなLove-tuneだが、5月6・21・22日の公演を終え、残すところ最終日の31日だけとなった。しかし、ここにきてファンを戸惑わせる“増員疑惑”が浮上している。

　21・22日の公演を観劇したファンによると、Jr.の諸星翔希、阿部顕嵐、長妻怜央がLove-tuneと同じステージに登場し、パフォーマンスをしたのだそう。名目上は“ゲスト”としての参加だったようだが、事実上はメインの扱いでLove-tuneのメンバーと対立するようなダンス構成もあったのだとか。一部のファンの間では「すでにメンバーカラーが決まっているのでは」という憶測も飛び交い、“増員疑惑”に発展しているようだ。

　結成したばかりのユニットグループとあって、増員があってもおかしくはなさそうだが、「バランスとれてるし、Love-tuneは4人でいい」「結局メンバーが増えたのか、それともJr.をつけただけなのか理解できてない」と、ファンは戸惑いを隠せない様子。そして、この動きに複雑な思いを募らせているのが、今回Love-tuneのメンバーとなった森田と、“増員疑惑”のある阿部がいるユニットグループ、Travis Japanのファンだ。

　2012年の『PLAYZONE』を機に9人のメンバーで結成された、Jr.きってのダンス名手が集うグループである彼ら。嵐、タッキー＆翼、そして近藤真彦のバックダンサーを務める実力派にもかかわらず、この状態とあってTravis Japanのファンは、「Love-tuneが嫌いなわけじゃない。でも、顕嵐も美勇人もTravis Japanなのに」「グループ解体さえしなければ、活動の場が広がったということでうれしいけど……」など、突如として起こった騒動に不安を覚えているようだ。

　『ジャニーズ銀座』のあとは、同じくJr.がメインとなる『サマステジャニーズキングダム』の公演が発表されており、こちらにもTravis Japan 、Love-tuneがともに出演する予定だ。さらに、今後放送される『ザ少年倶楽部』（NHK　BSプレミアム）でも、メンバー構成の変化には注目が集まるだろう。

　デビューを迎えるまで、なにが起こるかわからないのがジャニーズJr.。直近では、31日の公演がまだ残っているLove-tune。ここでどのようなパフォーマンスが行われるかで、今後の活動が見えてくるかもしれない。