かねてから、ファンに対し「オレは雲の上の存在」と言い切るなど、“塩対応キャラ”で知られているSMAP中居正広。先日はテレビ番組でファンレターは「読まない」と発言し、一部視聴者からは「ファンがかわいそう」などとドン引きされていたものの、当の中居ファンは全く異なる反応を見せていた。



　5月24日に放送された『中居正広のミになる図書館』（テレビ朝日系）で、お笑い芸人・劇団ひとりが女優・小雪にファンレターを送り、返信をもらったというエピソードを告白。この話から、劇団ひとりが「手紙に返事書いたことあります？」と質問すると、中居は「ない」と即答。「若いころだったら時間もあるじゃないですか」という質問にも、「ファンレター読まない」「読むフリはするよ」と断言し、「やるよ。ラジオとかで『みなさんの手紙が僕のエネルギーの源になり、こうやってやってます』って。『みなさんの笑顔が』云々かんぬんってこと言うけども、全部ウソだよね」と、暴走トーク。出演者は「今のがウソですよ」（劇団ひとり）、「（中居は）シャイですからね」（平成ノブシコブシ・吉村崇）などとフォローし、ナレーションでも「いつもの“ツンデレ”館長が出たところで……」と受け流されていたのだった。

　中居の発言にスタジオの観客からは「えー！」という声が漏れており、一部ネットニュースでは「観覧客は『えー！』とブーイング」「スタジオ悲鳴」などと伝えていた。普通のアイドルファンなら興ざめしてしまいそうな中居の発言だが、ファンは「『ファンレター読まない』って中居さんのツンデレ発言、世間は普通に捉えちゃうのね。私は大喜びだったけど」「中居さんが言ったことが記事になって『ひどい！』とか言ってる人いる。ファンは『いつものツンデレ出た』としか思ってません」「ツンデレは中居くんの常套手段」と、冷静。ショックを受けるというよりも、ファンはこうした“ツンツン”発言に慣れ、むしろ興奮している人の方が多いようだ。

　一部では20年以上前に放送されていたテレビ番組『愛ラブSMAP！』（テレビ東京系）で、中居のカバンにファンレターが入っていたことを指摘するツイートや、『キスした？SMAP』（テレビ朝日系）で、中居が送ったファンレターの返信が紹介された場面を持ち出す人も。このように、多くのファンが中居の発言は「番組を盛り上げるため」と理解している。

　一方、23日放送の『中居正広のスポーツ！号外スクープ狙います！』（同）でも、中居がファンへ現実を突きつけるような一幕があった。番組内では大相撲の立田川親方（元・豊真将）の夫人である山本梨愛さんが、現役時代の親方に初対面で「サインください。手形書いて送ってください」とお願いし、交際に発展したことを明かした。

　これに中居は「オレ、絶対しない」と言い出し、「絶対にその子たちとオレは出会わない。“もしかして中居くんと付き合えるかもしれないから”って追っかけても、絶対に付き合えない！」「なぜかって、オレは雲の上の人間だから！」と、最後はカメラ目線で主張。しかし、客席からはなぜか「ヒュ～！」との大歓声が湧き上がってしまい、「『ヒュ～』、逆だよ、逆。『信じられない！』の方だよ」と、リアクションに困る中居。ゲストのお笑いコンビ・ナイツも「『ヒュー！』はおかしい」「どこで興奮してるんですか！」とツッコミを入れていた。

　とはいえ、そんな中居はグループの解散騒動で注目を集めていた今年1月30日放送のラジオ番組『中居正広のSome girl' SMAP』（ニッポン放送）にて、「ハンパじゃないハガキがですね……。今までないんじゃない？　こんなハガキが来たの。40枚ぐらい来てるんじゃないんですか？　もっと来てる？（笑）」と冗談を交えつつ、小声で「コレとっといて」と、スタッフに指示していたことも。こうした“ツンデレ”な一面があるからこそ、中居のファンは彼の魅力にどっぷりハマり続けているのだろう。