7月24日、A.B.C-Z、ジャニーズWEST、それぞれの情報を提供してくれる「メール配信サービス」に登録していたファンのもとに、「ファンクラブ発足のお知らせ」というメールが届いた。「お待たせいたしました！　ファンクラブが発足しました！　新規会員入会受付をスタートいたします！」という文章と、ファンクラブ発足に伴い、各グループのメンバーからファンに向けたメッセージ動画が配信された。また同日、ジャニーズの公式ホームページ「Johnny’s net」にも同様の告知が掲載された。



　突然の発表にファンからは喜びの声が多く、中には「夢じゃないよね。こんな日が来るなんて！」「会費を払える喜びを噛みしめてる」「ファンクラブ発足が本当に本当にうれしくて興奮して眠れない」という声も。ファンがここまで歓喜するのには、理由があるのだ。

　そもそも、ジャニーズアイドルのファンクラブは少年隊からSexy Zoneまで、デビューをしている13組のグループと山下智久のファンを対象にした個別クラブがある。デビュー後、A.B.C-Zは約4年、ジャニーズWESTは約2年の時を経てファンクラブが発足した。先にデビューを果たしているKis-My-Ft2やSexy Zoneが約1年半でファンクラブを発足させたことを考えると、ファンたちの喜びが爆発するのもうなずける。

　ファンクラブが発足する前、A.B.C-ZとジャニーズWESTのファンたちは、「メール配信サービス」か「ジャニーズJr.情報局」から不定期に配信されるメールを頼りに、グループの活動やコンサート・舞台のチケット情報を把握するしかなかった。また、今まで公演直前にチケットが届くか否かでしか当選・落選を知る手段がなく、これは舞台出演が多いA.B.C-Zと、各地でコンサートを行っているジャニーズWESTのファンにとっては非常に不便なシステムであった。しかしファンクラブ会員となると、抽選後に電話で確認することができるため、結果を待つストレスが軽減される。