2016年12月31日をもって、グループとしての活動を終了したSMAP。今後は個人活動に専念することがすでに発表されているが、未だ「実感がわかない」というジャニーズファンの声もある。そんな中、後輩グループがSMAPについて発言した内容をめぐり、ネット上でファン同士の意見がぶつかりあっている。



　その発言があったのは、16年12月31日と17年1月1日に行われたHey!Say!JUMPのコンサート『Hey!Say!JUMP LIVE 2016-2017 DEAR.』。山田涼介はMC中、SMAPについて「大先輩はボクらの心の中に存在し続ける。背中を追い続けていく」と言及し、「いつまでもSMAPさんはSMAPさん。いつの日か、SMAPさんみたいな国民的スーパーアイドルになりたい」と、SMAPを“目標”にしていきたいと語っていた。この発言はスポーツ紙でも大きく取り上げられ、1月1日発売の「デイリースポーツ」には、「歩むSMAPの道　Hey!Say!JUMP」と大きな見出しとともに、JUMPメンバーの写真が掲載されている。

　また、1月3日から全国ツアー『ジャニーズWEST CONCERT TOUR 2017 なうぇすと』が始まったジャニーズWESTからも、SMAPに関する発言が。関西出身のグループらしく、“お笑い”でも活躍が期待されているだけに、桐山照史は「コント番組をやってみたい」と新年の目標を掲げた。また、「SMAPさんがいてくれたからこそ、ボクらがコントもできる。そのレールは途切れずに乗っていきたいし、新たなレールを敷くのがボクらの使命」と、SMAPが開拓してきた“バラエティ路線”を継承していく決意表明をしていた。山田と同じく、桐山の発言もスポーツ紙を中心に取り上げられ、「ジャニーズWEST　SMAP魂継承するで」などいう見出しが躍った。

　これに噛み付いたのが、Kis-My-Ft2のファンたち。キスマイは元々、SMAPのチーフマネジャーを務めていた飯島三智氏のマネジメントを受けていた“飯島派”と言われており、SMAPのバーター（抱き合わせ）でドラマやバラエティに出演することが多かった。また、横尾渉、宮田俊哉、二階堂高嗣、千賀健永からなるユニット「舞祭組」のプロデュースを手掛けたのがSMAP中居正広ということもあり、SMAPとの関わりが特に深い後輩グループである。そのため、JUMPやWESTが「SMAPのあとを継ぐ」と表現されたことに対し、違和感を覚えるファンが多いようだ。