タッキー＆翼・今井翼が出演するドラマ『屋根裏の恋人』（フジテレビ系）の第5話が7月1日に放送され、平均視聴率は前回から0.1ポイントダウンの3.7％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）だったことがわかった。



　このドラマは、家族とともにセレブな生活を送る主人公・西條衣香（石田ひかり）のもとに、突然昔の恋人・瀬野樹（今井翼）が現れたことから始まるドロドロストーリー。樹は西條家の屋根裏に勝手に住みつき、次第に怪しい行動を見せるようになっていく。

　第5話を一言で言えば、「衣香の義母・千鶴子を演じる高畑淳子が、圧巻の演技で全部持っていった回」になるだろう。第１話から、えたいの知れない怪しさを全身から醸し出していた千鶴子は、今回、周囲の人物が抱える秘密を次々と暴いていく。千鶴子主催のホームパーティーの席で思わせぶりに各自の悪事をチクチクと責め立て、夫婦のあり方や男女関係について独自の理論を繰り広げるそのさまは、まさに誰も止めることができない無双ぶり。

　誠（勝村政信）を溺愛するあまりに、彼が妻・衣香の親友・杏子（三浦理恵子）と浮気していたことを悔しがり、“壁ドン”をして「ずっと好きだったの」と、自分の息子にキスを迫る千鶴子のシーンも衝撃的だった。実際には、千鶴子の妄想だったのだが、笑いとも紙一重であるねっとりとしたいやらしさの表現は、女優・高畑の真骨頂だったといえよう。