「ハグすんで～！」

＜アイドル誌チェック!!＞

「ポポロ」（麻布台出版社）7月号の巻頭はKis-My-Ft2。「BROTHERコーデで、ゆるTALK」と題し、藤ヶ谷太輔＋北山宏光、玉森裕太＋宮田俊哉、二階堂高嗣＋千賀健永＋横尾渉の3つのグループに分かれ、兄弟のようなおそろいコーディネートと対談を披露しています。また、メンバーが他のメンバーをそれぞれどう思っているのか、詳細な相関図も掲載。そのなかの藤ヶ谷、玉森、横尾の関係がかなりフクザツなのでご紹介します。

藤ヶ谷→玉森……親友「俺が常に自然体でいられる気がして心地いい。なんでも言える親友」
藤ヶ谷→横尾……俺のすべてを知ってる人「今の俺のことだったら家族よりも知っている唯一の存在。（中略）たま～に恋人みたいなときもあったりね（笑）」

横尾→藤ヶ谷……恋人「言葉にしなくても、お互いがお互いのことをわかりあえる関係。（中略）俺たちは相思相愛だからね（笑）！」
横尾→玉森……親友「玉森と俺で太輔を取り合ってる……三角関係（笑）」

玉森→藤ヶ谷……ムードメーカー「クールなイメージがあるって言われるけど、実はおもしろい人」
玉森→横尾……お母さん「やっぱりワッターは『キスマイのお母さん』的存在で決まり（笑）」

宮田→玉森……つき合ってます（はあと）「みなさんすいません！　ふたりで幸せにやってます（笑）!!」
玉森→宮田……キモい「宮田は『キモい』につきる。（中略）最近とくに動作がキモいんだけど、俺がそう言うと、うれしそうにする姿がますますキモいんだよっ（笑）！」

横尾から藤ヶ谷を巡って恋のライバル宣言を出された玉森ですが、意外と玉森は藤ヶ谷に対して冷静な分析をしています。ツンデレかなと思いきや、まさかの宮田が玉森と「つき合ってます」宣言！　……と思ったら、玉森にとって宮田は「キモい」存在と、愛のムチなのかリアルなムチなのか、辛辣なコメントをしていました。玉森は宮田との対談でも「キモい」とつれない態度をしていましたが、宮田はめげずに「俺、泳げないから、玉の後ろに乗せてもらってサーフィンやってみたいな」「後ろに乗せてよ」と謎のお願いをしつこくしていました。みんな言いたい放題ですが、それだけなんでも言い合える関係ということですね。

それぞれのグループがそれぞれ独特の関係性を築いているのが、ジャニーズの魅力。今年デビュー10周年を迎える関ジャニ∞もしかり。丸山隆平と安田章大による連載対談「僕らとエイトの10年間。」を見てみましょう。今月号では、ふたりにとって先輩である渋谷すばる、村上信五、横山裕について語っています。初めは距離があった先輩3人が、いかにして仲間になっていったか、丸山は「これがあったから友情が生まれたとか、そんな美談は俺らにはないねんな（笑）。とにかくずっといっしょにおるから」と語ります。これは謙遜なのか照れ隠しなのか、その後ふたりから明かされるエピソードはどれも美しく感動的なものばかり。

丸山「村上くんといえば、『プレッシャーは友だちや』って言ってくれたのはよう覚えてる。俺、プレッシャー感じやすいほうやったから、なんてポジティブなんだと」

丸山「47都道府県ツアーのとき、コート脱いでスーツで出てくるとこで、コートといっしょにジャケットも脱いじゃったときがあってんけど。ほんだらそれを見た横ちょが、こっち見て“にや”って。俺も脱ぐぜ、ひとりにしないぜ、みたいな感じで、パッとジャケット脱いだのは覚えてる。あ、この人俺を助けてくれたって」

安田「ライヴでいえば、今回のDVD（「KANJANI∞ LIVE TOUR JUKE BOX」）に渋やんが本番前にみんなをハグしにいったり握手しにいったりしてるのが映ってるけど、あれって昔からやってたのが今まで映ってないだけで、実はずっとやってくれてたんだよね。（中略）自分の心が少し弱ってるときとかも、手を差し伸べてくれる代わりに肩をぎゅっと持ってくれるとか、やってくれてたなって」

彼らが長い日々をともに過ごす中で自然と絆が強くなり、“今”に至ったということがよくわかりますね。対談では、3人とのケンカのエピソードや、今抱いている思いなども率直に語られています。テレビ番組やライブなどではふざけることによって場を盛り上げる、サービス精神旺盛な関ジャニ∞。彼らの新たな魅力が発見できる対談となっています。