斬新な散歩番組『堂本光一の、目覚ませボケェ!!』は実現なるか!?

2012.7.28

7月22日放送の『新堂本兄弟』(フジテレビ系)のゲストは、デビュー15周年を迎えたKinKi Kids自身でした。まずはCDデビューまでの軌跡をフリップで振り返ります。「KANZAI BOYA」からKinKi Kidsに改名した時の思いを尋ねられると、「いやもう、落胆ですね」と堂本剛。光GENJIやSMAPのような、「アルファベット的なニュアンス」が欲しかったそうで、剛はグループ名が付けられた時に、「まんまやないか!」と言ってしまったそうです。ここでデビュー記者会見の懐かしい映像が流れました。剛は映像を微笑みながら見たあとで、「『明日デビューするから』なんて言われることある? で、『親にも家族にも誰にも言うな』って言われるんですよ?」と当時の衝撃を語りました。

「KinKi Kids 15年の秘密全部答えまーす!」と題したコーナーでは、番組共演者が2人に質問をぶつけました。「自分だけが知っている 相方のココは世界一!」との武田真治からの質問については、「本番になるとスイッチが入るところ。オンとオフの差が激しすぎる」と剛。光一はそんなに好きではない高所も本番ではイケちゃうそうですが、剛は高所は絶対NG。「体が拒否る」と話していました。また剛については「いい意味で動じない」と光一。昔、剛が入っていたトイレの鍵を十円玉で開け、一体どんな反応をするかとドアを開けたところ、剛は落ち着き払った顔で「何しとんの?」。剛いわく「お互いに負けず嫌いで完璧主義者」なので、リアクションを取って欲しい光一に対してわざとノーリアクションでいることで「オレの勝ちや」と思ったそう。その時の無反応な自分のことを剛らしく「便所菩薩」と表現して笑いを取っていました。

また高見沢俊彦からの質問は、「一緒に楽屋にいて、もうエ~かげんにせい! と思ったことは?」。すると剛は楽屋ではなく寮生活を振り返り、「(自分は)寝るのめっちゃ早かったんですよ。部屋一緒だったんですけど、23時ぐらいにどうしても眠くなっちゃうんですよ。彼は夜中1時2時ぐらいまでゲームやっててね」と話し始めます。光一が当時からすでにゲーム中毒だったという事実にも驚きですが、光一は深夜、剛が寝ているにも関わらず普通にドアを開けて電気を付け、コンタクトを外すなどして平気で物音を立てていたそう。しかも部屋から出る時に電気を消さない。そのため剛は一度起きて電気を消し布団に戻るも、すぐに光一が戻ってきてまた音を立ててドアを開け、電気を付けてしまうのだとか。電気を消さない理由を光一は「オレ的には、またすぐ帰ってくるからさ!」と話していましたが、「もうそれがね、いつが終わったのかわからへんじゃないですか。(電気を)消していってくれる時もあるけど、消していってくれない時もある」と剛も反論。これにいちいちイライラしない剛は、やっぱり肝が据わってると言ってもよさそうです。一方、光一は剛がエレキギターを始めた時に、楽屋でアンプを鳴らしていたことについて話しました。これについて剛は「若かったんで、鳴らしたかったんでしょうね」と振り返りました。

続いても高見沢から、「ジャニーさんから一番怒られたことは?」という質問。剛は出始めの頃に、ファンに挨拶をするよう先輩から求められ、『元気に頑張ります!』と言ったところ、ジャニーから『頑張るのは当たり前だよ!』と言われたそう。「それは今でも覚えてるから、頑張るのは当たり前やなって今も思いながら仕事してる」と剛。ほかには、創立記念日で中学が休みだった日、昼頃に起きて寮の冷蔵庫を物色していたところ、「YOU何してんの!? 休みなハズないでしょ!」と責められたそうで、創立記念日だと話しても「ウソに決まってるでしょ!」と信じてもらえなかったのだとか。

またDAIGOからの質問は「15年前の自分に言いたいこと」。光一が、「よ~く周りを見ろよって言いたいですね」と語ると、剛も「それは共感できるな。忙しすぎて考える時間がない。ちょっとかわいそうな話になっちゃうけど、考える時間とか感じる時間。『あの人はこういう優しさでこう言ってくれてるのかな』とか、『だからこういう風にお返しした方がいいな』っていうところまでいきつかないんですよ。だから『感じる』っていうことが結構下手くそになっちゃって。感謝を忘れる瞬間も多かっただろうなって」と語っていました。今こういうことに気付くこと自体、素晴らしいことですよね。

「15年の中で1番のピンチは?」という質問に対しては、「自分のピンチじゃないんだけど、剛くんがコンサートでね、マジック的な要素をね」と光一が笑いながら話し始めると、剛も「あれはピンチやったな!」と同意。ジャニーズによくある、消えたり出たりというイリュージョン的な演出の1つだったそうですが、光一が鎧のカーテンの中に消えた瞬間にその鎧が動き出し、剣を持った剛と戦うという演出だったにもかかわらず、カーテンが取れて中にいたジュニアの子が丸見えに。「あれはピンチやったわ。よくぞ思い出してくれた」と剛。「その後堂々と出てくるオレもピンチやった」と光一。15年間、きっと2人でたくさんのピンチを共有してきたのではないでしょうか。

槇原敬之からの質問は、「老後はどう過ごしたい?」。光一は「オレは出来る限りずっと仕事して死ぬ」と話します。剛が「死なんでえぇ。“ずっと仕事してたい”で切ればいいのに」と突っ込みます。続けて光一が「老後ではないですけど、いつかは家庭を持って……」と話し始めると、高見沢がすかさず「家庭を持ちたいの!? ムリムリムリ!!」と断言。そんなに家庭に不向きなのかと心配になります。

また西川貴教の質問はタイミングよく、「結婚ってどうなん?」。剛が「『どっちが早く結婚する?』って言うとね、みんなオレっていう感じがするって言うんだけど、オレは光一な気がするねんなぁ」と話すと、「おや?」とはぐらかす光一。「でも確かにね、以前は剛くんが急にね、“オレ結婚するわ”って言いそうな雰囲気の時期があったけど、消えたな! お前ずっと独身ちゃうか?」とマジメな顔で話します。すると剛が「これは負けず嫌いなオレからすると、この人には言われたくない!」。2人とも結婚はまだ先かもしれませんね。

AKB48・高橋みなみからは、「剛さんがプロデューサーで光一さんの番組を作るとしたら、その番組のタイトルと中身は?」という質問。剛は「ぶらり旅番組ですよ!」と即答。すると光一は、「自分にまったくウソつかないでやっていいならえぇよ。この山もすご……別にすごくないなぁ。ほらこれキ……そんなキレイじゃない」。そう光一が話すと、「それがこだわりなんです。いま世の中は、美味しい、きれい、気持ちいい、楽しいばっかり言うとるから、世の中の人たちの目を覚まさせる番組。タイトルは、『堂本光一の、目覚ませボケェ!!』」と剛。光一の辛辣な旅番組、ぜひ見てみたいですよね。

この日の「新! ベストヒットたかみー」のコーナーでは、2004年リリースの20枚目シングル「Anniversary」をピックアップ。「15周年とか20周年とか、大きな節目でも歌える曲でもあるし、毎日歌ってもおかしくない曲」と光一が話す通り、この日にぴったりな一曲でした。出会った日から、たくさんの記念日を共にしてきた剛と光一。周囲のお祝いムードに反していつも通りクールな2人でしたが、これからも、20年、25年と、記念日を積み重ねて欲しいものです。

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