「言うほどつまらなくなかった」、木村拓哉の『PRICELESS』は今後に期待?

2012.10.26

【ジャニーズ研究会より】

<ジャニタレドラマ・ネットの声>

『PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~』(フジテレビ系、毎週月曜午後9時~) 初回平均視聴率16.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)

SMAP木村拓哉の2年半ぶりの“月9”ドラマとして注目を浴びた『PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~』が22日に初回を迎えた。この作品の見どころは、やはり木村がホームレス役を演じること。これまでレーサーやピアニスト、果ては総理大臣までを演じて常に“カッコいいキムタク”という世間の期待に応えてきた木村だが、この作品では公園で夜を明かし炊き出しに並ぶという、今までにない木村の姿が見られる。
第1回の放送は、『ミラクル魔法瓶』の創業者である大屋敷巌社長(中村敦夫)が息を引き取るシーンから始まる。彼は病床で最期に、息子の統一郎(藤木直人)の耳元で何かを伝える。そんなことは露も知らない同社企画開発営業部課長の金田一二三男(木村)は、後輩の榎本小太郎(藤ヶ谷太輔)の失敗を商機にすり替えるやり手で、新しい恋人の仲も順調。“楽しくお金を使う”という信条で生きていた。

ところがある日、金田一は社の内部情報を持ちだしたという疑いをかけられ、会社から解雇される。失意の中、帰宅の途に就いた彼だったが、自宅マンションを目の前にした瞬間、自室がガス爆発を起こす。挙げ句の果てには、携帯電話を川へ落とし、お金も携帯も自宅もない状態に。そんな中、彼はひょんなことから幼い兄弟に出会う。彼らは父親に蒸発され、貧しい祖母・一厘(夏木マリ)の家「幸福荘」に暮らしながら、生きるための術を身につけており、行き場のない金田一を連れて帰る。なんとしても幸福荘に身を寄せたい金田一は1日500円の家賃のために、職を求めにいくのだが……。

木村は金田一というキャラクターについて「今回“くったくのない明るい役柄”ってことなんですけど、オレが演じるのが、けっこう意外だって言われてて…なんか、逆にすみません(笑) 金田一二三男は、置かれた状況にまっすぐ向き合うキャラ。何があっても下を向かない」(「Wink up」11月号/ワニブックス)、「そんな二三男やドラマを通して、見てくださる方たちの気分がちょっとでも上がるものになればいいかな、と思っています」(『PRICELESS』公式HPより)と話し、苦境に陥りながらも素直な性格の金田一を通して、閉塞的な社会に明るいメッセージを伝えたいようだ。

ネットでは、「言うほどつまらなくなかった」「キムタクと一緒に貧乏生活を楽しくする暖かい仲間とのやりとりが面白い」「なんだかんだでキムタクの安定感はすごい」という声がある一方、「金田一の出生の秘密がベタすぎ」「“お金より大事なものがある”というコンセプトの似た系列のコメディドラマまでには昇華しない」などの手厳しい声も上がった。

初回の平均視聴率は16.9%だったが、今回はプロ野球・クライマックスシリーズ最終シリーズが放送されていたため、その影響が大きかったと思われる。今後、言われなき罪で会社を追われた金田一がどのように無実を証明していくのか、統一郎との確執を解消できるのかなど、回を追うごとに物語が大きく動いて行くことが予想される。すべてが明らかになる最終回までに、どこまで視聴率を伸ばせるのか。『PRICELESS』の真価は最終回にこそ問われそうだ。

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コメント

  1. えりっちより 2012年10月26日 2:11 PM

    面白くないという前評判を聞いていたので初回見てませんでしたが、ちょっと気になってきた。。。

  2. 鹿子より 2012年10月26日 10:31 PM

    「プロ野球・クライマックスシリーズ最終シリーズが放送されていたため、その影響が大きかった」という、初回の視聴率についてのコメントを良く目にしますが、プロ野球を見る人たちと月九を見る層って重なるのかが疑問。テレビが一家に一台とかならまだしも。。。???

  3. ともっちより 2012年11月01日 8:14 AM

    「Mr.Brain」の時も裏番組の野球で下がっていました。某スポーツ紙に載っていましたが、「PRICELESS」初回はCSが終了したら急上昇したということです。それと2回目は19%近くだったので、被っていたと考えていいのではないでしょうか。

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