SMAPが「Myojo」を卒業! 17年続いた木村拓哉の連載も最終回

2012.10.27

<アイドル誌チェック!!>

今月号の「Myojo」(集英社)も読みごたえある企画がギュギュッと詰まっています。まずはすっかり定番になったW袋とじをチェックしてみましょう。前半はなんと、「ジャニーズ37人×LOVE相性占い 運命の1人がこの中に」です。オリエンタル占星術を使って、読者と相性のいいジャニーズを見つけ出すこの企画。ところが、表を2つ使い、さらに複雑な計算をして「本命宿」という自分のカテゴリーを見つけなければいけないのでちょっと大変。ここまで苦労させるんですから、自分のお目当てのアイドルと相性がよければいいのですが……。
後半の袋とじは、「ジャニーズ25人のLOVEフェイス LOVEパーツ LOVEポーズ」というざっくりしたもの。読者の希望に応えたビジュアルページのようです。フェイスページの「キスする1秒前の玉森裕太」「物欲しそうなキス顔をする菊池風磨」はキュンキュンするシチュエーションですが、「炎上する建物から彼女を助け出した後の中島裕翔」という苦しいもの、「泣いてる彼女を笑わせる宮田俊哉」と完全にネタに走ったもの、「口紅を塗っている中島健人」になるともはや意味不明。パーツページはマニアの領域です。「髪をかき上げた瞬間の高木雄也の肘」「前髪を上げたルイス・ジェシーのおでこ」、そして極めつけは「後ろの席から見える佐藤勝利のうなじ」!! 勝利は思いのほか襟足の髪の毛が長いので、左手で髪をあげてうなじを見せながら、右手でノートを取るというシュールなポーズを決めています! 雑誌購入者のみの特典ですから、このぐらいユニークでもいいかもしれませんね。

あらためてのご案内ですが、今月号は2012年12月号。表紙にも「ありがとう!【創刊60周年】夢、エンドレス号」と書かれています。祝賀ムードの終止符となる今号で、SMAPが「Myojo」から卒業することになったそうです。巻頭10ページに渡り、そのSMAPがラストグラビアに登場しています。けれど、決してしんみりとした雰囲気にならないのが、アイドルのトップに君臨するSMAP。メンバーのメッセージからも余裕が感じられます。

香取慎吾は「これからもMYOJOを熟読してください! 大人になると、やっぱりそういう時間は少なくなってしまうから。このエンターテインメントをまっさらな気持ちで楽しめるのは、キミたちだからこそ。それは大人になったとき、すごくいい思い出になるし、強い味方になると思います」と、音楽やアイドル文化といったエンターテインメントを楽しむ心を失ってほしくないと、読者の先を見据えた発言。それと正反対なのは、草なぎ剛。「Sexy Zoneのような若いコを応援するのもいいけど、SMAPにもエールを送ってほしい。僕たちには、僕たちなりの大人の魅力があるから。ちょっと見ていただけると、“あっ、やっぱりSMAPカッコいいな”って思ってもらえるはず(笑)」と直接的にSMAPの応援をおねだり。そして木村拓哉は「Myojo」を離れるにあたり、最後にひと言メッセージを促されると、

「わりぃけど、まだまだ行くよ~(笑)!!!!」

とキムタク節を響かせています。ちなみに、木村の連載「KIMURA解放区」も今月号で最終回。木村の信条で「さよなら」という言葉がどこにもない、最終回の文面。いつものように近況を報告し、“遊び場のようだった仕事”というこの連載を続けてきた意味などを淡々と、熱っぽく語る文章から、木村からの別れの言葉を感じることができるはずです。

「今、いじめられているキミ いじめているキミ そして…見ているだけのキミへ」というページでは、学生と年齢が近いアイドルを中心に、それぞれがメッセージを送っています。Sexy Zoneの松島聡は、いじめを苦に自殺した子をもつ両親が講演に来た時に聞いた言葉を用い、いじめをなくす必要性を訴えています。マリウス葉は「日本人はマジメだから、自分自身で人生をむずかしくしちゃっているところがあると思う。ボクたちは子どもなんだから、つらいのをガマンしてまでいじめと戦う必要はないよ」と真理を突いた発言で、いじめから「逃げる」ことの大切さを訴えています。ジャニーズJr.の田中樹は「見ている人」が手を差し伸べることで、いじめを減らせるはずと提言。自身も思春期真っ只中なはずのジャニーズタレントの、リアルな声を聞いてみてください。

ほかにも今月号には、撮影でラスベガスを訪れたSexy Zoneの滞在レポ、Hey!Say!7とHey!Say!BESTによるフットサル対決、NYCがイラストで自宅公開! などの楽しい企画が盛りだくさんです。1万字インタビュー「裸の時代~僕がJr.だったころ~」にはKis-My-Ft2北山宏光が登場。ジャニーズ事務所への入所が遅かったために年下の子にイジられた日々、藤ヶ谷太輔に対する特別な感情、「生意気」ゆえに滝沢秀明にかわいがられたエピソードなど、赤裸々に過去を語っています。デビューしてもなお、ギラギラ感が収まらない北山ですが、その負けん気の強さの理由が詰まっていますので、ぜひご一読を!

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コメント

  1. waxより 2013年03月30日 12:40 AM

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