事務所に企画書を出してOKなことしかやらない……KinKi Kids堂本剛の「個性派」の実態

2014.2.19

「シャーマニッポンとは……」と定義を書いたんですか!?



KinKi Kids堂本剛が各界の賢人と深く語り合う、人生指南番組『堂本剛のココロ見』(NHK)。2月17日放送回は「個性」をテーマに、アートディレクター・増田セバスチャンと語り合いました。


剛がやってきたのはファッションの聖地、東京・原宿。歌手・きゃりーぱみゅぱみゅの世界観を手がけるアートディレクター・増田セバスチャンに会うためです。待ち合わせ場所に指定されたのは、黄色の体に色とりどりのブロックがちりばめられた大きなタコのオブジェ。「吸引力」をモチーフとしたその作品を見るなり剛は「かなりデーハーなタコですね」「僕は西の人間なんで、タコ=たこ焼きなんですよ。実際オブジェでタコがあったら『タコ焼き屋かな?』ということで寄りがちではあります」と茶化して場を和ませます。

けれども増田が「僕にとって黄色とピンクは、黒と白なんです」と発言をすると、「また不思議な発想ですね」と少し驚いてみせながらも「表現はそれで良いですよね。自分にとって“これはこうなんだ”っていうことで全然良いですよね」と肯定する剛。その後も増田が原宿に店を出した経緯について「自己表現をするにあたって、この街でしか考えられなかった」と語ったところ、「自分が自分らしくいられるための背景、あるいは自分の色をのせるためのキャンバス。これは絶対大事」と剛らしい表現で言い換え、増田の生き方に共感します。

増田のブランドショップに着くと「これまたデーハーですね」「職質とかされないですか?」と再び軽口を叩いて関西人の顔を覗かせる剛。けれども店内で増田と語り合う段になると一変、剛は慎重に言葉を選び、丁寧に丁寧に話します。増田からコンプレックスについて尋ねられると、「自分の中には特にないと思うんですね。ただ、周りがコンプレックスっぽく言ってくることは多いですね」と、個性派アイドルとしての苦悩を覗かせる剛。

個性派というとなんでも好きなようにやっているイメージですが、実は剛は事務所には必ず企画書を出し、そこで認められた活動のみ行う真面目っぷり。そのため「“これをやれたら一歩でも夢に近付けたのにな”っていう仕事も、4つぐらい『ダメ』って言われたんで止めた」ことも。やりたいことができないとなればストレスが溜まりそうですが、「『ダメ』って言われてることをやることによって、結果迷惑をかけることが一番怖くて」と、優先するのは自分よりも相手。先ほどコンプレックスはないと言ったばかりの剛でしたが「そこは(コンプレックスとして)もしかしたらあるかもしれない。自分の、ぶっ壊せないなにかっていうか、感情みたいなものがいつもつきまとってる」と、根が真面目すぎる自分にイラ立つこともあるようです。

また、増田氏が「結婚し家庭を持つという一般的な幸せに当てはまらなくとも、既成概念をぶち壊したような生き方もある」と話したことから、剛が恋愛と結婚の理想像を語る場面も。以前から「いつかは家庭を持ちたい」と公言している剛ですが「好きな人と“付き合う”という言葉的な約束、“結婚する”という紙的な約束、サイン的な約束。どんどんどんどんそういうの始まるじゃないですか。そういうものがあることによって繋がりが薄れる感じがする」「『これがないと信じられないのか?』という。『そんなのなくてもずっと一緒にいたらいいやん』っていう“シンプル”を求めると、そういうもの(約束)が苦しくなってくる」など、形式的なことに違和感が。剛にとっては「恋人」や「夫婦」の約束をしないことが理想ということになりますが、これに賛同してくれる女性に出会えるかどうか……。

さらに、「真剣に、生きるとか死ぬみたいなことを考えた時期があった」と話す剛。それが「今のアートワークに繋がってる」とのことですが、「人は(こういう話を)嫌がるんです。暗いとか重いとか」と自覚。だからこそ「なんとかしてそれをポップに変えるべきじゃないかとか。ジャニーズにいながらなにができるかなとか、アイドルっていう分野でなにができるかなっていう。堂本剛として」と、自身の思いをどう伝えるかに頭を悩ませているようです。それが形になったもののひとつが、2012年、地元・奈良にゼロから会場を建設し行ったライブ。期間限定のその会場は取り壊され再び更地になりましたが、なにもないところになにかを作り、消えていくという過程に「人生」を感じたという剛。その過程を経て、今までなにも感じていなかった更地にすごく愛着が湧いたと言います。「自分さえしっかりしてれば、更地であろうが、そこの良さって発見できるはずなんですよね」と、自分に言い聞かせるように語っていました。

冒頭、「個性ってなんやろね。出しすぎるとごちゃごちゃ言われるし、出さへんかったら『個性ないねキミは』と言われるし、まぁ永遠に難しいテーマなのかな」と語っていた剛。後半、賢人と共に視聴者の悩みに答えるコーナーでは、「親戚の4歳男児がおっぱいを連呼しながら胸を触ってきます。どう対処したら良いでしょうか」との質問に、「男なんだからおっぱい触ってみたいというシンプルなクリエイト」という個性丸出しな言葉で、男子のおっぱい願望をしっかり肯定していました。「個性」をテーマにした後編の放送は2月27日。次回も剛にしかない独特な感性で、ファンを大いに魅了してほしいものです。

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コメント

  1. Jinより 2014年02月19日 4:33 PM

    (アイドル)じゃなくメンヘラなオッサンだろ

  2. ナニワより 2014年02月20日 5:38 AM

    キンキの名前を使ったり、なかったり、何がしたいの?
    何回も改名してたけど、元に戻ったんだね(笑)

    光一は舞台一筋だし、此処まで真逆なのは珍しいな。

  3. ふわりより 2014年02月26日 1:12 PM

    最近の剛さんは穏やかな表情で素敵ですよね。
    精神状態も安定して、毎日充実してるんでしょうね。
    若い頃、自身を犠牲にして働きすぎた分、これからは個性派実力派アーティストとして伸び伸びと活動してほしいな。

    光一さんとの運命的で奇跡的な出逢い。
    人間失格での衝撃的なドラマデビュー。
    CDデビュー前からの爆発的な人気。
    その後、ソロ活動で実力を身につけ、私たちにたくさんの感動を与えてくれた剛さん。
    舞台で堅実に実力を身につけた光一さん。
    そんな二人が一緒に活動した時、その魅力が最高潮に達するのがKinKi Kidsの魅力。
    ソロ活動の充実がKinKi Kidsの魅力を高めてくれるのだとおもいます。
    そんな二人の活躍と笑顔をこれからも応援していきたいです。

  4. ナナより 2014年03月01日 6:04 AM

    光一なんかと一緒にいないでソロだけをやってほしい!

  5. 名無しだJより 2016年03月09日 3:49 AM

    光一と一緒にいると不幸になるからソロだけでいいよ!

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